
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月14日 08時10分
本日の相場見通し/日経平均は軟調推移、新日本理化(4406)の動向に注目
13日の米国株式市場は続落、NYダウは前日比66.45ドル安の11954.94ドル、ナスダック総合指数は同32.99ポイント安の2579.27ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.26(1.01%)安の25.41だった。FRBはFOMCで金融政策を据え置き、欧州債務問題が米経済の大きな脅威になっているとの認識を表明し、追加緩和に含みを残した。これは大方の市場予想通りだった。しかし、一部の量的緩和第3弾(QE3)を期待した向きには失望されたようだ。また、ドイツのメルケル首相が欧州安定メカニズム(ESM)の資金上限の引き上げに否定的な発言をしたと伝わったことも嫌気された。
NY円相場は続落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=77円95銭~78円05銭で取引終えた。円は対ユーロで大幅に続伸し、前日比1円10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=101円60~70銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発。WTI期近の1月物は前日比2.37ドル高の1バレル100.14ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続落。2月物は前日比5.1ドル安の1トロイオンス1663.1ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8500円大証清算値比50円安だった。
米国株が下落し、1ユーロ=101円台の円高が嫌気され、本日の日経平均は軟調推移を余儀なくされよう。想定レンジは8400円~8600円程度。TOPIXが1%を超えて下がるようなら、昨日178億円購入したように、日銀がETFを連日で買う見通しのため、極端な下げにはつながらないだろう。だが、12月SQ値の8478.46円を割り込むようだと需給が劇的に悪化するため要注意だ。
個別では、仕手系材料株のリーディング・ストックの新日本理化(4406)の動向に注目。同社株は昨日、ストップ安売り気配で取引を終えた。同社株が連日で売り込まれるようだと、他の材料株に売りが波及し、短期筋の材料株買いの回転が鈍る可能性があるからだ。なお、外部環境が引続き不透明なため、主力株は見送られ、多くの投資家は様子見スタンスを崩さず、東京株式市場の閑散商状は継続しよう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)