
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月05日 07時35分
本日の相場見通し/日経平均は先週末終値付近のもみあい
2日の米国株式市場では、NYダウは続落し、前日比0.61ドル12019.42ドル、ナスダック総合指数は3日続伸、同0.73ポイント高の2626.93ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.11(0.40%)高の27.52だった。NYダウは週間で787.64(7.01%)高と、リーマン・ショック時の08年10月末以来約3年ぶりの上げ幅を記録した。11月の雇用統計では、失業率は8.6%と、前月比0.4ポイント低下し、09年3月以来2年8カ月ぶりの低水準となった。非農業部門の雇用者数は12万人増と、市場予想とほぼ一致した。
NY円相場は続落し、前日比30銭円安・ドル高の1ドル=77円95銭~78円05銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日ぶりに反発し、前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=104円40~50銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発。WTI期近の1月物は前日比0.76ドル高の1バレル100.96ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発。2月物は前日比11.5ドル高の1トロイオンス1751.3ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8650円大証清算値比10円安だった。
先週末の米株、円相場に方向感が乏しいため、本日の日経平均は先週末終値付近のもみあいだろう。想定レンジは8550円~8750円程度。物色面では、直近まで売り込まれた主力株のリバウンドと、短期筋による材料株物色が混在する見通し。しかし、今週は、8日の欧州中央銀行(ECB)理事会や、8~9日の欧州連合(EU)首脳会議を控えている。このため、欧州絡みのニュースに敏感な状態が週を通じて継続する公算が大きい。
一方、11月30日に、国際金融市場での緊張の高まりへの対応で、日米欧の主要中央銀行が市場へのドル資金供給を拡充するための協調対応策で合意したこともあり、市場の不安は一服している。このため、相場の下値は堅い。だが、ここから上値を積極的に追うためには、ECBによる無制限国債購入など、市場の期待する政策発動が必要だろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)