
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月14日 08時12分
本日の相場見通し/米国株高を好感し、本日の東京株式市場は買いが先行
11日の米国株式市場は続伸、NYダウは前日比259.89ドル高の12153.68ドル、ナスダック総合指数は同53.60ポイント高の2678.75ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同2.77(8.44%安)の30.04だった。イタリア上院が11日、財政安定法案を可決し、イタリア10年物国債の利回りも低下したことが好感された。また、11月の米消費者態度指数の速報値(ミシガン大学調べ)が64.2と、市場予想の62.0程度を上回ったことも買い材料になった。
NY外国為替・債券市場はベテランズデーの祝日で休場だった。
NY原油先物相場は続伸。WTI期近の12月物は前日比1.21ドル高の1バレル98.99ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反発。12月物は前日比28.5ドル高の1トロイオンス1788.1ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8595円大証清算値比95円高だった。
米国株高を好感し、本日の東京株式市場は買いが先行する見通し。日経平均の想定レンジは8500円~8700円程度。ギリシャ・イタリア問題が小康状態なったとはいえ、イタリアでは30億ユーロの5年債入札が14日に実施される。また、スペインの総選挙は20日が投開票だ。欧州の債券市場が動揺し、これが世界の株式・為替市場を不安定にさせる可能性は決して低くはない。このため、多くの投資家はリスクオフの状態を崩すことはないだろう。
ドル安で輸出企業の収益が潤う米国と異なり、円高が輸出企業の収益にマイナスに作用する日本という構図を背景に、米国株が強くても、円高が是正されないのなら、日本株は米株にそれほど連動しないとみておく必要がある。なお、本日に関しては、オリンパス <7733> に関して、同社が上場維持となる公算が出てきたとの一部報道を受け、同社株が買い戻され、これが市場全体のセンチメントと信用買い方の手の内改善に多少は寄与する見通しだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)