
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月10日 08時14分
本日の相場見通し/日経平均は軟調ながらも底堅い動きが期待できる
9日の米国株式市場は3日ぶりに大幅反落、NYダウは前日比389.24ドル安の11780.94ドル、ナスダック総合指数は同105.84ポイント安の2621.65ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同8.68(31.59%)高の36.16だった。イタリアの10年物国債利回りが通貨ユーロ導入後の最高を更新し、中長期の財政運営の持続性が危ぶまれる7%を突破した。これが嫌気された。
NY円相場は3日ぶりに反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=77円75~85銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に3日続伸し、前日比2円15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=105円30~40銭で取引を終えた。
MY原油先物相場は6日ぶりに反落。WTI期近の12月物は前日比1.06ドル安の1バレル95.74ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落。12月物は前日比7.6ドル安の1トロイオンス1791.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8595円大証清算値比135円安だった。
米株の大幅下落、対ユーロでの円高を受け、本日の日経平均は反落する見通し。想定レンジは8550円~8750円程度。外部環境悪化を嫌気した売り一巡後は、軟調なもみあい相場になるだろう。下値では日銀によるETF購入が期待されるからだ。また、確かにイタリア債務問題は深刻だが、10月時点で欧州が今回の危機対応を懸命に続けており、無秩序なユーロ崩壊や、欧州金融機関の破綻リスクが大幅に低下している。
このため、売りは売りとして出るだろうが、パニック売りは出難い。よって、安値では押し目買いも入ることが予想され、日経平均は軟調ながらも底堅い動きが期待できよう。ただし、多くの投資家はリスクオフのため、商いは低調な状態が続く公算が大きい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)