
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月07日 08時09分
本日の相場見通し/日経平均の想定レンジは8650円~8850円程度
4日の米国株式市場は3日ぶりに反落、NYダウは前日比61.23ドル安の11983.24ドル、ナスダック総合指数は同11.82ポイント安の2686.15ポイントで取引を終了した。恐怖指数(VIX指数)は同0.34(1.11%)安の30.16だった。G20首脳会議でIMFの基盤拡充の具体案がまとまらず、取り決めが来年2月に先送りされたことや、ギリシャの政局混迷が嫌気された。また、10月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数が市場予想を下回ったことも悪材料となった。
NY円相場は下落。前日比20銭円安・ドル高の1ドル=78円20~30銭で取引を終えた。円は対ユーロで続落し、前日比5銭円安・ユーロ高の1ユーロ=107円85~95銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日続伸。WTI期近の12月物は前日比0.19ドル高の1バレル94.26ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落。12月物は前日比9.0ドル安の1トロイオンス1756.1ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8735円大証清算値比65円安だった。
なお、ギリシャでは、与野党による連立内閣の樹立に向けた協議が基本合意に至り、パパンドレウ首相は連立内閣には参加せず、辞任することが決まった。一連の政治の混乱はひとまず落ち着くものとみられ、欧州連合(EU)などが提案する包括的支援策の議会承認へ道が開けた。これはポジティブだ。
本日の日経平均の想定レンジは8650円~8850円程度。ギリシャの連立樹立は相場にプラスに作用するだろうが、債務危機のイタリアへの波及懸念、タイの洪水の影響の長期化・深刻化不安、円高基調の継続など、悪材料も各種存在するため、上値を積極的に追うことも難しい。
一方、経営統合交渉を進めている東証と大証が、合意に向けて最終調整に入ったことが6日分かったとも伝わっている。このため、流動性向上期待から大証銘柄に短期資金が流入する可能性がある。また、外部環境が依然不透明なため、内需系銘柄群が選好される公算が大きい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)