
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
10月12日 08時15分
本日の相場見通し/好悪材料が交錯し、本日の日経平均はもみあい
11日の米国株式市場では、NYダウは反落し、前日比16.88ドル安の11416.30ドル、一方、ナスダック総合指数は続伸し、同16.98ポイント高の2583.03ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.16(0.48%)安の32.86だった。スロバキア議会によるEFSF拡充案をめぐる採決が遅れていたことが上値圧迫要因となった。また、アルコアを皮切りにした主要企業7-9月期決算を見極めたいというムードも強かった。
NY円相場は反発、7日終値比10銭円高・ドル安の1ドル=76円60~70銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅反落、7日終値比1円70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=104円45~55銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は5日続伸、WTI期近の11月物は前日比0.40ドル高の1バレル85.81ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落、12月物は前日比9.8ドル安の1トロイオンス1661.0ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8745円大証清算値比25円安だった。
米市場引け後、スロバキア議会はEFSF機能拡充案と関連づけた内閣信任案を否決した。だが、EFSF拡充案については、首相が野党に協力を要請する意向を示しており、再度行われる採決で可決される見通しだという。このため、市場への影響は限定的だ。一方、アルコアの7-9月期決算では、予想を下回る1株利益や、4-6月期比の収益減少が嫌気され、時間外取引で失望感からアルコア株が売られている。これはややネガティブに作用するだろう。
また、タイを襲っている記録的な洪水が日系工場に大きな打撃を与え始めているという。被害はさらに拡大し、日系各社の操業停止は長期化する恐れが強まっているもようだ。このため、現地に工場を持つ企業中心に売り圧力が強まる公算が大きい。一方、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)はギリシャ向け追加融資の実行で合意した。これは安心材料だ。好悪材料が交錯し、本日の日経平均はもみあいだろう。想定レンジは8600円~8800円程度。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)