
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
10月06日 08時03分
本日の相場見通し/欧米株上昇を好感した買い一巡後は、模様眺め気分の強い相場へ
5日の米国株式市場は大幅続伸、NYダウは、前日比131.24ドル高の10939.95ドル、ナスダック総合指数は、同55.69ポイント高の2460.51ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同3.01(7.37%)安の37.81だった。ADPの9月の米民間部門の雇用者数は前月比で9万1000人増加と、市場予想の7万5000人の増加を上回った。ISM9月の非製造業部門指数は、総合指数が53.0と、前月の53.3からわずかに低下したものの、市場予想の52.9並だった。また、ドイツのDAX指数が前日比4.91%、フランスのCAC指数が同4.32%上昇した。これらが好感された。
NY円相場は横ばい。前日と同じ1ドル=76円75~85銭で取引を終えた。円は対ユーロで反発、前日比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=102円40~50銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は4日ぶりに反発。WTI期近の11月物は前日比4.01ドル高の1バレル79.68ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発。12月物は前日比25.6ドル高の1トロイオンス1641.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8515円大証清算値比135円高だった。
本日の日経平均は5日ぶりに反発する見通し。昨日はムーディーズのイタリア国債の3段階引下げや、スロバキアのEFSF拡充法案否決の噂などで、地合いが悪化した。一方、本日はその手の悪材料は、(1)ムーディーズのイタリアの銀行大手、ウニクレディトの長期債務格付けの2段階引き下げと、(2)米ニューヨーク・ウォール街近辺のデモ「ウォール街を占拠せよ」が拡大し、全米各地に飛び火していること、が挙げられる。このため、上値は上値で重そう。想定レンジは8400円~8600円程度。
ドイツのメルケル首相など欧州連合(EU)の首脳・幹部が相次ぎ銀行の資本増強について踏み込んだ発言をしたことが、昨日の欧州株の上昇の主因だ。しかし、それの具体性・早期実現性は乏しい。このため、本日は欧米株上昇を好感した買戻しは入っても、中長期的な株価上昇を期待した腰の据わった資金の流入は期待薄。買い一巡後は、ECB理事会の結果発表を控えていることもあり、売り買い共に手控えられ、模様眺め気分の強い相場になるとみている。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)