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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

10月05日 08時21分

本日の相場見通し/輸出関連の主力株が買い戻され、日経平均を支える

4日の米国株式市場では、NYダウは3日ぶりに反発、前日比153.41ドル高の10808.71ドル、ナスダック総合指数は5日ぶりに反発、同68.99ポイント高の2404.82ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同2.49(5.80%)高の45.45だった。ダウは一時、250.81ドル安まで下落した。しかし、英FT電子版が、「欧州連合(EU)各国の財務相が域内金融機関への資本注入の共同実施を検討している」と報じると、買戻しが加速した。

NY円相場は反落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=76円75~85銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日ぶりに大幅反落し、前日比1円60銭円安・ユーロ高の1ユーロ=102円50~60銭で取引を終えた。

NY原油先物相場は3日続落。WTI期近の11月物は前日比1.94ドル安の1バレル75.67ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落。12月物は前日比41.7ドル安の1トロイオンス1616.0ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)は8530円大証清算値比80円高だった。

なお、イタリア経済が低成長に陥る可能性があることなどを背景に6月17日に格下げ方向で見直すと発表していたムーディーズは、4日、イタリアの長期債務格付けを「Aa2(ダブルAに相当)」から「A2(シングルA)」に3段階引き下げたと発表した。中期的な格付けの方向性を示す「アウトルック」は「ネガティブ」とした。イタリアについては米S&Pが9月19日にムーディーズと同水準である「シングルA」に格下げしていた。

米株の上昇、対ユーロでの円高一服を好感した買いが先行、日経平均は4日ぶりに反発する見通し。昨日まで売り込まれていた、輸出関連の主力株が買い戻され、日経平均を支えることになりそう。逆に昨日まで避難的に買われていた内需株は利益確定売りに押される公算が大きい。株式市場に入ってきている資金が増加していないため、何かが買われれば、その見合いで、何かが売られるのは仕方がないからだ。日経平均想定のレンジは8400円~8600円程度。基本は8500円アラウンドのもみあいだろう。

「EUが域内金融機関への資本注入の共同実施を検討している」という、具体性、短期的な実現性に乏しい報道で、安値から約400ドル戻るNYダウ。VIXが45.45と示すように、ボラティリティーが異常に高く、まともな投資家が近づけない市場になっている感が強い。日経平均は残念ながら、NYダウ等の欧米(特に米国)の乱高下に連動し続ける見通しだ。このような乱高下(高ボラ)が続く限り、相場は戻っても所詮「アヤ戻し」で、暴落リスクは高いとみておくべきだろう。具体性・実現性の高い抜本的な政策が打ち出される確度が高まるまでは。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)