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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

09月30日 08時11分

本日の相場見通し/日経平均の想定レンジは8600円~8800円程度

29日の米国株式市場では、NYダウは反発し、前日比143.08ドル高の11153.98ドル、一方、ナスダック総合指数は続落し、同10.82ポイント安の2480.76ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同2.24(5.45%)安の38.84だった。ドイツ連邦議会下院が欧州金融安定基金(EFSF)の機能拡充法案を可決したことが好感された。また、週間の米新規失業保険申請件数が39万1000件と、市場予想以上に減少し、40万件の節目を下回ったことも買い材料になった。一方、今後数年で中国景気が大幅に減速するとみる投資家が多いとの報道は相場の圧迫要因となった。

NY円相場は反落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=76円80~90銭で取引を終えた。円は対ユーロで反落し、前日比80銭円安・ユーロ高の1ユーロ=104円45~55銭で取引を終えた。

NY原油先物相場は反発。WTI期近の11月物は前日比0.93ドル高の1バレル82.14ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続落。12月物は前日比0.8ドル安の1トロイオンス1617.3ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)は8730円大証清算値比20円高だった。

ドイツ連邦議会下院がEFSFの機能拡充法案を可決することは織り込み済みだった。しかし、それでもそれを好感する形で、NYダウが上昇し、ユーロも強い動きとなっている。これはこれで欧州債務問題への懸念の後退と評価できる。よって、本日の日経平均の想定レンジは8600円~8800円程度。底堅い動きが予想される。テクニカル的には、25日移動平均線(29日現在、8727.13円)を終値で上抜けるかが注目されよう。

なお、恐怖指数は38.8と、高水準で、投資家の株式相場急落への警戒感は強い状態が維持されている。能天気に上値を買っていこうというムードとは程遠い。しかし、26日に8359.70円を付ける過程で、過度の悲観を織り込んだ可能性はある。このため、売り方の買戻しを誘うべく、買い仕掛けが入る余地は残る。この場合、9月16日の8864.16円が重要な価格とみる。これを上抜けると、売り方の損失覚悟の買戻しが加速し、9月1日の9098.15円までの戻りが期待できるだろう。

まあ、それもこれも、欧州問題が改善に向かう、若しくは、小康状態を保つことが必要だ。逆に、またぞろ、危機を煽るような要人(特に、欧州)の発言や、国債や金融機関の格下げ等の悪材料が飛び出し、欧米市場が波乱になれば、ちゃぶ台返しで、再び、8359.70円を目指すことになるのは覚悟したい。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)