
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月29日 08時04分
本日の相場見通し/日経平均は3日ぶりに反落、閑散相場、膠着相場
28日の米国株式市場は4日ぶりに大幅反落、NYダウは前日比179.79ドル安の11010.90ドル、ナスダック総合指数は、同55.25ポイント安の2491.58ポイントで取引を終えた。フィンランドの議会がEFSFの機能を強化する法案を承認したことはポジティブだったが、ドイツ議会がこれを29日に採決するため、買い持ち高の整理売りが優勢となった。また、EU・IMF・ECBの調査団が、ギリシャへの次回融資の是非を判断するため29日にアテネ入りし、財政状況と緊縮措置の調査結果を報告することになっていることも、様子見材料となった。
NY円相場は反発し、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=76円55~65銭で取引を終えた。日本の輸出企業などの円買い・ドル売りが円相場を押し上げた。円は対ユーロで反発し、前日比65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=103円65~75銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日ぶりに大幅反落。WTI期近の11月物は前日比3.24ドル安の1バレル81.21ドルで取引を終えた。NY金先物相場は大幅に反落。12月物は前日比34.4ドル安の1トロイオンス1618.1ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8560円大証清算値比80円安だった。
米株が反落し、円相場も円高基調のため、本日の日経平均は3日ぶりに反落する見通し。利益確定売りが終日優勢な状況が継続しよう。想定レンジは8500円~8700円程度。基本的には、外部環境が不安定で上値は買えないが、バリュエーション的に下値も売り難いというムードが強まりそう。また、敢えて積極的に株を弄る必要もないというムードも。結果、閑散相場、膠着相場になるのだろう。
欧州の債務・金融システム不安が燻り、日本時間の夜に、相場を大きく動かす材料が飛び出し、右往左往する。このような状況に辟易している投資家は多いと推察される。だが、残念ながら、この傾向は当分続く公算が大きい。なぜなら、欧州の債務・金融システム不安の抜本的な解決の道のりは平坦ではない上、遠く、要する時間も相当なものが予想されるからだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)