
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月20日 08時22分
本日の相場見通し/日経平均は3日ぶりに大幅反落する見通し
19日の米国株式市場は6日ぶりに反落し、NYダウは前週末比108.08ドル安の11401.01ドル、ナスダック総合指数は同9.48ポイント安の2612.83ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同1.75(5.65%)高の32.73だった。週末のユーロ圏17カ国と欧州連合(EU)の2つの財務相会合では、目立った成果がなかったとの見方が強まり、売り圧力が強まった。なお、オバマ大統領が今後10年間で総額3兆ドルの財政赤字の追加削減案を発表したが、市場の反応は限定的だった。
NY円相場は3日ぶりに反発し、前週末比25銭円高・ドル安の1ドル=76円50~60銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸し、前週末比1円10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=104円75~85銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続落。WTI期近の10月物は前週末比2.26ドル安の1バレル85.70ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落。12月物は前週末比35.8ドル安の1トロイオンス1778.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8690円16日の大証清算値比100円安だった。
ギリシャとEU、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)の当局者が19日に電話会談し、会談は20日も続くという。しかし、19日午後にギリシャ財務省高官が支援について「合意は近い」と述べたと伝わっている。
米株の下落を受け、本日の日経平均は3日ぶりに大幅反落する見通し。想定レンジは8650円~8850円程度。基本は8700円台のもみあいだろう。外部環境悪化を嫌気した売り一巡後は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)からの買いや、日銀によるETF購入が下支えとなる公算が大きい。
一方、S&Pは日本時間20日早朝、イタリアの国債格付けを「シングルAプラス」から「シングルA」に引き下げた。格付け見通しは「ネガティブ」としている。これは嫌気材料だ。また、17日のEUの財務相理事会では、ガイトナー米財務長官が初参加、欧州金融安定化基金(EFSF)の強化などを要求したが欧州の反応は冷ややかで、むしろ、反発を受けたという。この欧米の認識・対応の違いが浮き彫りなった点はネガティブ材料として強く意識されることだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)