
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月15日 08時13分
本日の相場見通し/上値は重いながらも、底堅い動きは期待できそう
14日の米国株式市場は3日続伸し、NYダウは前日比140.88ドル高の11246.73ドル、ナスダック総合指数は同40.40ポイント高の2572.55ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同2.31(6.26%)安の34.60だった。ギリシャ、ドイツ、フランス3カ国の首脳は14日夜に電話会談し、独仏は会談終了後に共同声明を発表し、ギリシャの共通通貨圏からの離脱を回避する決意を示した。これが好感された。
NY円相場は3日続伸し、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=76円55~65銭で取引を終えた。円は対ユーロで5日ぶりに反落し、前日比20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=105円35~45銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日ぶりに反落。WTI期近の10月物は前日比1.30ドル安の1バレル88.91ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落。12月物は前日比3.6ドル安の1トロイオンス1826.5ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8575円大証清算値比115円高だった。
米株は3日続伸した。しかし、ムーディーズが、仏大手銀行のソシエテ・ジェネラルとクレディ・アグリコルの長期債務と預金格付けをそれぞれ1段階引き下げたと発表したり、オーストリア財務省が14日、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の変更に関する議会承認が10月にずれ込む可能性があると明らかにしたとの報道があったりと、欧州金融市場を取り巻く環境は依然として混沌としている。
だが、本日に関しては、16日にポーランドで開く欧州連合(EU)非公式財務相会合に出るガイトナー米財務長官が、EU側に欧州金融安定基金(EFSF)の拡充を求める見通しで、ここで何らかのポジティブな合意が欧米でなされるとの期待もあるため、日経平均は、上値は重いながらも、底堅い動きは期待できそう。想定レンジは8500円~8700円程度。需給的には、「欧州勢の売り、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の買い」という基本構図は継続する公算が大きい。また、GSのプット買いも継続するだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)