
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月09日 08時29分
本日の相場見通し/SQ通過後は、東京市場は開店休業状態
8日の米国株式市場は反落し、NYダウは前日比119.05ドル安の11295.81ドル、ナスダック総合指数は、同19.80ポイント安の2529.14ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.94(2.82%)高の34.32だった。バーナンキFRB議長の講演が新味に乏しい内容となったことが失望売りを誘った。新規失業保険申請件数は41万4000件と前週から2000件増加し、41万件程度との市場予想も上回った。これも嫌気された。
NY円相場は反落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=77円45~55銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に反発し、前日比1円35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=107円50~60銭で取引を終えた。一時107円54銭まで上昇し、3月17日以来、約半年ぶりの高値を付けた。
NY原油先物相場は反落。WTI期近の10月物は前日比0.29ドル安の1バレル89.05ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反発。12月物は前日比39.9ドル高の1トロイオンス1857.5ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は8785円大証清算値比5円安だった。
ECBは8日の定例理事会で、ユーロ採用の17カ国共通の政策金利を年1.5%で据え置くと決めた。また、トリシェ総裁は「高い不透明性と強い下振れリスクがある」と指摘している。このような状況が続く限り、欧州の財政・金融システム不安は継続する見通し。そして、これに対する適切な政策対応がなされるまでは、世界の株式市場の不安定な状況は継続しよう。
本日の日経平均は反落する見通し。想定レンジは8700円~8900円程度。SQ通過後は、東京市場は開店休業状態になるとみている。オバマ米大統領は日本時間8時から議会で演説し、景気・雇用対策を発表。しかし、共和党との調整が難航するのはほぼ確実でもあり、相場を押し上げるには力不足だろう。市場全般的には欧米景気・市場動向を見極めたい、週越えのポジションは可能な限り、持ちたくないという雰囲気が強い週末になりそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)