
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月05日 07時57分
本日の相場見通し/今日のところは積極的な買いは期待薄
2日の米国株式市場は大幅に続落、NYダウは、前日比253.31ドル安の11240.26ドル、ナスダック総合指数は、同65.71ポイント安の2480.33ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同2.10(6.60%)高の33.92だった。8月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数は前月比横ばいと、市場予想の8万人増を大きく下回った。また、米連邦住宅金融庁(FHFA)が、住宅ローン債権の販売を巡り、金融機関を訴えると伝わった。これらが嫌気された。
NY円相場は反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=76円75~85銭で取引を終えた。円は対ユーロで4日続伸し、前日比60銭円高・ユーロ安の1ユーロ=109円05~15銭で取引を終えた。一時108円85銭まで上昇し、8月12日以来の円高水準を付けた。ギリシャ国債の利回りが大幅上昇するなど欧州債務問題への懸念が強まった。
NY原油先物相場は反落。WTI期近の10月物は前日比2.48ドル安の1バレル86.45ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発。12月物は前日比47.8ドル高の1トロイオンス1876.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8825円大証清算値比115円安だった。
米株が軟調で、円高のため、本日はこれを嫌気した売りが先行する見通し。日経平均の想定レンジは8700円~8900円程度。なお、今週は オバマ米大統領が8日に議会演説を行なう予定だ。失業率の改善や景気支援に向けた新たな対策が発表される見込みだ。また、6~7日に日銀金融政策決定会合、8日にECB理事会、9~10日にG7財務相・中央銀行総裁会議などが予定されている。このため、政策発動期待が燻り、一方的に悲観に傾くことはなさそう。ただし、米国景気減速懸念、欧州財務・金融不安も依然として強く意識されているため、少なくとも今日のところは積極的な買いは期待薄だろう。
(カブ知恵 藤井英敏)