< 来週の為替見通し/レンジは76.50-78.50円を想定

外資系9社、売り1120万株、買い770万株、差引き350万株の売り越し >

カブ知恵速報

カブ知恵速報

藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

08月26日 15時39分

来週の相場見通し/上でも下でも、相場は「きっかけ」待ちの状態

来週の日経平均はバーナンキFRB議長講演を通過することで、イベントリスクが低下する。足元で、議長がQE3を示唆するとの過度の期待は盛り上がっていない。このため、仮に、QE3示唆がなくとも、市場がそれを失望することはなさそうだ。今後の市場の関心は米国の実体経済に移ることだろう。日経平均の想定レンジは8600円~9200円程度。米国株が想定を超える急落に見舞われたり、円高が歯止め無く進行しない限り、22日安値8619.21円は当面の底値になるとみている。一方、相当な好材料が飛び出さない限り、16日の9150.31円は当面の天井であり続けることになるともみている。

なお、米国では、リッチモンド、フィラデルフィア、ニューヨークの3連銀が24日までにそれぞれ発表した8月の管内製造業の景況指数は企業活動の拡大・縮小の分かれ目であるゼロを下回った。このため、米サプライマネジメント協会(ISM)が9月1日に発表する全米レベルの8月の製造業景況感指数(PMI)が、好不況の分かれ目である50を下回る可能性が高いことを市場はある程度織り込んでいるとみている。よって、これが50を上回るようなら、市場にポジティブ・サプライズをもたらすと考える。

なお、26日時点のTOPIXの騰落レシオ(25日移動平均)は67.97%だ。また、25日のPBRは0.93倍。テクニカル的にも、バリュエーション的にも、ここから下を売り叩くには、相当な悪材料の出現が必要ではある。一方、現時点において、慌てて上値を買わなくてはならないファクターも見当たらない。結局、上でも下でも、相場は、きっかけ待ちとなる見通し。

一方、8月第3週(15~19日)の投資部門別株式売買動向では、外国人投資家は4週連続で売り越した。売越額は1561億円で、前週の3383億円から縮小したものの、それなりの金額を売り越している。ちなみに、外国人投資家の売越額は4週間の累計で8839億円に達している。これは彼らが、リスク回避姿勢を取り続けた結果だ。また、外国人投資家の擬似売買動向である、寄り付き前の外資系経由の注文動向は26日まで20営業日連続の売り越しだ。これが今後買い越しに転じてくれば、外国人投資家の売りのピークアウトのサインになり得るとみている。来週、そのような日が訪れるようなら、日本株はいったんリバウンド局面に入る公算が大きい。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)