
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
08月12日 07時14分
本日の相場見通し/225は9000円回復へ、外需株は見送られ、内需株が物色される
11日の米国株式市場は大幅反発、NYダウは前日比423.37ドル高の11143.31ドル、ナスダック総合指数は同111.63ポイント高の2492.68ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同3.99(9.28%)安の39.00だった。フランスやイタリアなどで空売り規制が導入される可能性があると報じられ、欧州株が上昇に転じたことが好感された。また、週間の米新規失業保険申請件数が横ばいとの市場予想に対して改善したことや、シスコシステムズの好決算も買い材料になった。
NY円相場は5日続伸し、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=76円75~85銭で取引を終えた。円は対ユーロで反落し、前日比45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=109円35~45銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続伸。WTI期近の9月物は前日比2.83ドル高の1バレル85.72ドルで取引を終えた。NY金先物相場は4日ぶりに反落。12月物は前日比32.8ドル安の1トロイオンス1751.5ドルで取引を終えた。取引所を運営するCMEグループが10日、金先物の証拠金を11日の取引終了後から引き上げると発表したことが売り材料になった。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9070円大証清算値比90円高だった。
米株が反発し、円高がやや一服している。これを好感し、本日の日経平均は9000円大台を回復する見通し。想定レンジは8900円~9200円程度。11日時点の日経225のPBR1倍水準は9073円、TOPIXは803ポイントだ。基本的に、PBR1倍から下の水準では、年金などの長期スタンスの買いが入り続けることが予想される。このため、外部環境が想定を超える悪化とならない限り、日本株は底堅さを発揮する公算が大きい。
他の先進国と異なり、財政出動が許され、震災復興需要で先行き景気のV字回復が期待できることが最大の理由。また、日銀によるETF購入に加え、9日の8656.79円までの急落で追証絡みの投げ売りがほぼ一巡し、株式需給が大幅に改善したことも寄与。ただし、不安定な外部環境を背景にした円高基調に変化がないため、外需株は見送られ、内需株が物色されるため、TOPIXが225に対してアウトパフォームするともみている。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)