
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
08月10日 08時34分
本日の相場見通し/リバウンドへ、押し目買い意欲の強い状況が続く
9日の米国株式市場では、NYダウは急反発し、前日比429.92ドル高の11239.77ドル、ナスダック総合指数は4日ぶりに大幅反発し、同124.83ポイント高の2482.52ポイントで取引を終えた。ダウの上げ幅は09年3月23日以来、約2年5カ月ぶりの大きさだった。恐怖指数(VIX指数)は同12.94(26.96%)安の35.06だった。一時、47.56を付けた。FRBはFOMC後の声明で景気認識を引き下げ、超低金利政策については少なくとも2013年半ばまで続ける可能性があると述べた。これを受け、市場はまず「失望」したが、その後、リバウンド狙いの買いで急上昇した。
NY円相場は3日続伸し、前日比80銭円高・ドル安の1ドル=76円90銭~77円00銭で取引を終えた。円は一時76円70銭と1日以来の水準まで買われた。円は対ユーロで反落し、前日比30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=110円50~60銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続落。WTI期近の9月物は前日比2.01ドル安の1バレル79.30ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸。12月物は前日比29.8ドル高の1トロイオンス1743.0ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9110円大証清算値比110円高だった。
9日の米株の大幅高で、世界連鎖的な株安にはひとまず歯止めが掛かる見通し。日経平均の想定レンジは8900円~9200円程度。一方、景気減速を背景とした、米超低金利政策の長期化明示により、円高・ドル安基調が定着する可能性が高まった点は、輸出関連株の上値を圧迫するだろう。
しかし、それでも、日経平均については、昨日の8656.79円が、3月15日の8227.63円に対する2番底になった可能性が高い。このため、当面はボラタイルな相場ながらも、売り方の買戻しと、押し目買い意欲の強い状況が続くだろう。物色面では、直近の下落率の大きかった銘柄群がリバウンド狙いで注目される、上昇率上位には株価の低位のものが並ぶ公算が大きい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)