
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
08月08日 15時32分
相場概況(主力株)/8日の日経平均は前日比202.32円安の9097.56円
8日の日経平均は前日比202.32円安の9097.56円、高値は9時34分の9215.09円、安値は13時27分の9057.29円。東証一部の売買代金は1兆3574億円、値上がり銘柄数は108銘柄、値下がり銘柄数は1521銘柄、変わらずは39銘柄。日経平均は大幅続落。
5日のNYダウは反発、前日比60ドル93セント高の11444.61ドルで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は前日比0.34(1.07%)高の32.00で取引を終えたが、一時39.25まで上昇する場面があった。NYダウは欧州不安の高まりとS&Pによる米国債格下げの噂で、11139.00ドル同244.68ドル安まで叩き売られる場面があった。その後、欧州中央銀行(ECB)が、イタリアとスペインが主要な構造改革を前倒しして推し進めることを条件に、両国の国債を買い入れることで4日に大筋で合意していたと伝わり、NYダウはこれを好感し上昇した。
NY円相場は反発し、前日比45銭円高・ドル安の1ドル=78円35~45銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続落し、前日比80銭円安・ユーロ高の1ユーロ=111円90銭~112円00銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は6日ぶりに反発。WTI期近の9月物は前日比0.25ドル高の1バレル86.88ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続落。12月物は前日比7.2ドル安の1トロイオンス1651.8ドルで取引を終えた。
S&Pが現地時間5日夜、米国債の格付けを最上位から1段階下の「ダブルAプラス」に引き下げた。これを受けG7は8日朝、米国債の格下げや、欧州の債務問題に伴う市場の混乱を回避するために緊急の電話協議を開いた。声明文でG7各国は「金融安定化と成長へ必要な手段を講じることにコミットすることを確認した」と表明した。
前場の日経平均は軟調な展開。G7財務相・中央銀行総裁の電話協議で「米国債への信認は揺るぎない」、「通貨の過度な変動には適切に協力する」といった内容が確認されたことはサポート要因だったが、具体性に乏しいため、相場を押し上げるには力不足だった。なお、下値では日銀のETF購入期待もあり、売り込み難いムードも強かった。一方、円相場が高止まりしていることに加え、アジア株が全面安で、リバウンド期待が盛り上がることもなかった。
後場の日経平均は下げ幅を拡大。1ドル=77円台に突入した円高や、上海、香港などアジア株の大幅下落が嫌気された。日経平均は3月17日の8962.67円以来の安値水準(9100円割れ)となった。グローベックスで米株価指数先物が軟調なことも警戒され続けていた。
東証33業種ではゴム製品の1業種だけが値上がりした。一方、不動産、電気・ガス、金属製品、建設、機械、ガラス・土石、その他金融、海運、非鉄金属、精密機械などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはあすか製薬(4514)、2位はヤマタネ(9305)、3位はレオパレス21(8848)。一方、値下がり率トップは山水電気(6793)、2位は荏原製作所(6361)、3位は荏原ユージライト(4975)。