
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
08月04日 08時10分
本日の相場見通し/米株下落一服を好感も、戻りは非常に鈍そう
3日の米国株式市場では、NYダウは9日ぶりに反発、前日比29.82ドル高の11896.44ドル、ナスダック総合指数は4日ぶりに反発、同23.83ポイント高の2693.07ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同1.41(5.69%)安の23.38だった。ISM7月の非製造業景況感指数が市場予想を下回り、NYダウは一時166.28ドル安の11700.34ドルまで下落した。
しかし、リバウンド狙いの買いや、売り方の買戻しで、33年ぶりとなる9日続落を回避した。また、日立(6501)と三菱重工(7011)の経営統合協議の基本合意報道を受け、原発事業で日立と合弁をくむGE株が上昇に転じたことも、ポジティブに作用した。
NY円相場は上昇し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=77円00~10銭で取引を終えた。円は対ユーロで6日ぶりに反落し、前日比80銭円安・ユーロ高の1ユーロ=110円30~40銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は4日続落。WTI期近の9月物は前日比1.86ドル安の1バレル91.93ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸。12月物は前日比21.8ドル高の1トロイオンス1666.3ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9655円大証清算値比5円高だった。
米株がひとまず下げ止まったことで、これを好感した買いや、重工と日立の経営統合をポジティブに捉えた買いが、先行する見通し。しかし、円高の主因の米国の景気鈍化懸念は払拭されておらず、明日、重要指標の7月の雇用統計の発表を控えているため、積極的な買いは期待薄だ。また、市場は政府・日銀による円高対策の中身を見極めたいとのムードも続く見通しだ。日経平均の想定レンジは9550円~9750円程度。
なお、引き続き、3月から4月にかけて、震災復興や原発事故を受けて、特需の発生や中期的な成長期待から値を飛ばした銘柄群のうち、足元の株価が軟調な銘柄群に関しては、信用個人の追証回避、及び、発生に伴う、買い建て玉の整理売りや、代用有価証券の処分売りが出続ける公算が大きい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)