
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月25日 08時30分
本日の相場見通し/上昇には米連邦債務上限引き上げ問題の決着が必要
22日の米国株式市場では、NYダウは反落し、前日比43.25ドル安の12681.16ドル、一方、ナスダック総合指数は続伸し、同24.40ポイント高の2858.83ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同0.04(0.23%)安の17.52だった。四半期決算が失望され、キャタピラーが大幅安となり、ダウを押し下げた。一方、AMDや、サンディスクの決算は好感され、ハイテク銘柄は買われた。
NY円相場は3日ぶりに反落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=78円50~60銭で取引を終えた。円は対ユーロで反発し、前日比20銭円高・ユーロ安の1ユーロ=112円70~80銭で取引を終えた。フィッチが22日、欧州首脳が決めた金融支援策の一部である民間負担の仕組みが実際に発動された場合、ギリシャ国債の格付けを部分的なデフォルトに引き下げる方針を表明したことが、ユーロ売り材料になった。
NY原油先物相場は続伸。WTI期近の9月物は前日比0.74ドル高の1バレル99.87ドルで取引を終えた。一時100.19ドルまで上昇し、期近物として6月10日以来ほぼ1カ月半ぶりの高値をつけた。NY金先物相場は4日ぶりに反発。8月物は前日比14.5ドル高の1トロイオンス1601.5ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は10135円大証清算値比5円安だった。
本日以降の日経平均は、下値は9889.72円(19日)と9884.00円(14日)あたりが強く意識されそうだ。一方、戻りメドとしては、7月SQ値10225.82円、震災発生の3月11日終値10254.43円あたりが強く意識されそうだ。余程の好悪材料が飛び出さない限り、このレンジ内でも推移することになるとみている。
レンジ上限ブレイクには、米国の連邦債務上限引き上げを巡る問題が決着することが必要だ。なお、S&Pは14日、最上級の「トリプルA」としている米国債の格付けを「今後90日以内に引き下げる確率が50%ある」と発表した。また、ムーディーズも13日に米国の格付け見通しを引き下げた。この米国債の格下げリスクが低下しない限り、円はドルに対して高止まりし、円高は続くと覚悟すべき。そして、この円高が是正されない限り、日経平均の上値も限定されるだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)