
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月07日 08時02分
本日の相場見通し/基本的には1万円大台の値固め、太陽光関連に注目
6日の米国株式市場では、NYダウは反発、前日比56.15ドル高の12626.02ドル、ナスダック総合指数は7日続伸、同8.25ポイント高の2834.02ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同0.28(1.74%)高の16.34だった。
6月のISM非製造業景況感指数は53.3と前月から市場予想以上に悪化した。また、中国人民銀行(中央銀行)が金融機関の貸し出しと預金の基準金利を7日からそれぞれ0.25%引き上げると発表した。そして、5日のムーディーズのポルトガルの長期国債の格付けを引き下げを受け、欧州財政問題への警戒感が強まった。しかし、週末8日に発表を控える6月の雇用統計への期待が勝った。
NY円相場は3日ぶりに反発し、前日比15銭円高・ドル安の1ドル=80円85~95銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸し、前日比1円05銭円高・ユーロ安の1ユーロ=115円85~95銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反落。WTI期近の8月物は前日比0.24ドル安の1バレル96.65ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸。8月物は前日比16.5ドル高の1トロイオンス1529.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は10050円大証清算比30円安だった。
米株は堅調だが、南欧諸国の財政問題が意識され、ポルトガル、スペイン、イタリアなどをはじめ、6日の欧州株式相場は軒並み下落となった。また、対ユーロでも円高が進んだ。これが日本株の上値を抑制する見通し。一方、先行きの米国景気への過度の不安後退などで、下値では押し目買い意欲が相当強そう。本日の日経平均の想定レンジは9900円~10100円程度だが、基本的には1万円大台の値固めになるとみている。
物色面では、東京海上アセットマネジメント投信が三井物産(8031)と組み、メガソーラーに投資するファンドを立ち上げると伝わったことで、関連銘柄に資金が流入する可能性が高い。一方、菅首相が6日、原発再稼働や安全性確認に関する従来の政府方針を覆し、新たな原子力行政の制度や法案づくりに意欲を示したことで、原発関連や電力株への売り圧力は強まることが予想される。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)