
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月13日 08時32分
本日の相場見通し/底堅さを発揮、日経平均の想定レンジは9300円~9550円程度
10日の米国株式市場は大幅反落、NYダウは、前日比172.45ドル安の11951.91ドル、ナスダック総合指数は同41.14ポイント安の2643.73ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同1.09(6.13%)高の18.86だった。10日の欧州の株式相場が軒並み下落したことや、原油先物など商品相場の下落を受け、エネルギー・素材関連株が売られたことが、嫌気された。また、FRBが、ストレステストの対象となる金融機関の範囲を拡大すると発表したことも悪材料視された。
NY円相場は反発し、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=80円25~35銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅反発し、前日比1円35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=115円20~30銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は4日ぶりに大幅反落。WTI期近の7月物は前日比2.64ドル安の1バレル99.29ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落。8月物は前日比13.5ドル安の1トロイオンス1529.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9420円大証清算値比80円安だった。
米株が下落し、円高基調でもあり、本日はこれを嫌気した売りが先行する見通し。だが、売り一巡後は、東京外国為替市場で一段の円高が進行したり、アジア株が想定を超えて下落しない限り、底堅さを発揮すると考える。日経平均の想定レンジは9300円~9550円程度。なお、当面は6月SQ値(9553.69円)を基準に下回っている限り下値警戒、逆に上回れば上昇を警戒するべきだ。
日経平均に関しては、先週まで、13週移動平均線(10日現在、9614.34円)は13週連続で低下していた。しかし今週は、週末17日の終値が震災発生翌週の3月18日の週の終値である9206.75円を上回れば、同線は実に14週ぶりに上向きに転じることになる。上向くためのハードルが今週から大幅に低下する。これまで、下向きの同線は非常に強力なレジスタンスとなり続けていた。しかし、これが上向くのなら、相場の方向も上に転換する可能性が高まるとみるのが、テクニカル的に妥当だ。よって、今週は相場の(上昇の)転換点になる可能性が高いとみておきたい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)