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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

06月06日 08時22分

相場概況(主力株)/日経平均は軟調なもみあい、原発事故対応関連に注目

3日の米国株式市場では、NYダウは3日続落し、前日比97.29ドル安の12151.26ドル、ナスダック総合指数は反落し、同40.53ポイント安の2732.78ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同0.14(0.77%)安の17.95だった。雇用統計では、非農業部門の雇用者数の伸びが前月比で5万4000人増と、16万人程度との市場予想を大幅に下回り、失業率も9.1%と前月から0.1ポイント上昇した。これが嫌気された。

NY円相場は3日続伸し、前日比70銭円高・ドル安の1ドル=80円10~20銭で取引を終えた。円は対ユーロで続落し、前日比25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=117円40~50銭で取引を終えた。ユーロはドルに対して大幅に続伸し、前日終値の1ユーロ=1.44ドル台後半から1.46ドル台前半に上昇した。

NY原油先物相場は反落。WTI期近の7月物は前日比0.18ドル安の1バレル100.22ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発。8月物は前日比9.7ドル高の1トロイオンス1542.4ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)は9455円大証清算値比65円安だった。

米株安、対ドルでの円高を受け、本日の日経平均は軟調な展開を余儀なくされそう。想定レンジは9400円~9600円程度。新たな悪材料が取引時間中に飛びださない限り、9400円台で膠着感を強める公算が大きい。万が一突っ込むようなら、日銀によるETF買いがサポートするだろう。

物色面では、事態が一向に改善せず、収束までの期間が想定以上に長期化する様相を強めている福島原発事故関連に注目する。東京電力(9501)は5日、3号機原子炉建屋の西側で4日見つかった高い放射線量のコンクリート片の写真を公開した。水素爆発で原子炉建屋上部が大破した際に飛散した破片とみられ、6日にも遠隔操作の機械でコンテナに回収するという。また、1~4号機の各建屋地下にたまっている汚染水は地下につながるトレンチからあふれ出す水準に近づいており、梅雨の降雨で水かさがさらに増すことも懸念されるため、東電は汚染水を浄化する水処理システムの本格稼働を急いでいる。

放射能漏洩の事故対応、官公庁による警戒区域での復旧作業等でタイベック防護服等の需要が急増しているアゼアス(3161)、放射性廃棄物を保管するための鋳鉄製容器を手掛け、既に東日本大震災以降、福島第一原発向けに30個を東芝(6502)から受注したと伝わっている日本鋳造(5609)、樹脂タングステンシートが放射線の遮蔽用途として福島原子力発電所の災害復旧に使用され、緊急的な需要も発生した日本タングステン(6998)などが、関連銘柄として挙げられる。 (株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)