
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月02日 07時58分
本日の相場見通し/外部環境悪化、日経平均は3日ぶりに反落へ
1日の米国株式市場は5日ぶりに大幅反落、NYダウは前日比279.65ドル安の12290.14ドル、ナスダック総合指数は同66.11ポイント安の2769.19ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同2.85(18.45%)高の18.30だった。5月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数の伸びが前月比で3万8000人と、19万人程度との市場予想を大幅に下回った。また、5月のISM製造業景況感指数は53.5と、前月から6.9ポイント低下し、57程度の市場予想を下回った。これらが嫌気された。
NY円相場は反発し、前日比55銭円高・ドル安の1ドル=80円90銭~81円00銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日ぶりに反発し、前日比1円30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=115円95銭~116円05銭で取引を終えた。ムーディーズがギリシャの長期債務格付けを3段階引き下げたことがユーロ売り材料になった。
NY原油先物相場は3日ぶりに反落。WTI期近の7月物は前日比2.41ドル安の1バレル100.29ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発。8月物は前日比6.4ドル高の1トロイオンス1543.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9560円大証清算値比150円安だった。
米株下落、円高を受け、本日の日経平均は3日ぶりに反落する見通し。想定レンジは9500円~9700円程度。ただし、日経平均が取引時間中1%程度下がるようなら、日銀によるETF購入が予想されるため、売り一巡後は売り方の買戻しや、押し目買いで下げ渋る展開を予想する。なお、本日午後、不信任案が衆院本会議で採決される見通しだ。このため、この結果が出るまでは、売り買いともに見送られる公算が大きい。
ところで、1日の米10年物国債利回りは前日比0.12%低下し2.94%と、水準は昨年12月6日以来、ほぼ半年ぶりの低さとなった。足元、冴えない景気指標が相次ぎ、米景気の先行きへの不安が強まったことが背景だ。この米金利低下は為替市場のドル安に直結し、わが国輸出企業の株価の重石となる可能性が高い。これが日経平均の上値を圧迫することだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)