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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

06月01日 07時48分

本日の相場見通し/堅調相場、「テレワーク」、「クラウド」などに注目

5月31日の米国株式市場は4日続伸、NYダウ前週末比128.21ドル高の12569.79ドル、ナスダック総合指数は同38.44ポイント高の2835.30ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同0.53(3.32%)安の15.45だった。ドイツがギリシャへの追加金融支援と引き換えに求めていた同国債の償還期限の延長を取り下げると伝わったことが買い材料になった。中国が保有する米国債から株式に投資先を変更することに関するリポートが関係省庁に提出されたと伝わったことも好感されたようだ。

3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数の主要20都市平均は前年同月比3.6%安で6カ月連続下落し、09年4月に付けた金融危機後の最安値を更新し、02年8月以来の低水準だった。コンファレンス・ボードが発表した5月の米消費者信頼感指数は前月の66.0から5.2ポイント低下し、市場予測の66.5前後を下回った。そして、5月のシカゴ地区購買部協会景気指数は56.6と、4月の67.6から大幅に低下し、市場予想の62.6を下回り、09年11月以来の低水準となった。しかし、これらは完全に無視された格好だ。

NY円相場は5日ぶりに下落し、27日終値比70銭円安・ドル高の1ドル=81円45~55銭で取引を終えた。円は対ユーロで続落し、27日終値比1円65銭円安・ユーロ高の1ユーロ=117円25~35銭で取引を終えた。ユーロは対ドルで3日続伸、27日終値の1ユーロ=1.43ドル台前半から1.44ドルちょうど前後に水準を切り上げた。

NY原油先物相場は続伸。WTI期近の7月物は27日終値比2.11ドル高の1バレル102.70ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落。8月物は27日終値比0.5ドル安の1トロイオンス1536.8ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)は9735円大証清算値比45円高だった。

米株上昇と円高一服が好感され、本日の日経平均は堅調推移が予想される。想定レンジは9650円~9820円程度。上値抵抗は5月SQ値9758.38円や200日移動平均線(31日現在、9826.67円)。一方、サポートは25日移動平均線(同、9660.20円)だ。物色面では、今夏の政府の節電要請を受け、企業が勤務体系を見直していると報じられているため、「テレワーク」、「在宅勤務」、「クラウドコンピューティング」、「ユビキタス」、「スマートフォン」、「タブレットPC」などの関連株に関心が高まりそうだ。

なお、31日のNYダウは上昇したものの、月間では240.75ドル(1.88%)下落した。昨年8月以来9カ月ぶりの下落率となり、月間で下落するのは6カ月ぶりのことだ。さらに、ここ最近発表されているマクロ指標は弱いものが多い。よって、米ドルは最弱通貨であり続け、対ドルでの円安は期待し難い。これがわが国輸出企業の上値を抑える公算が大きい。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)