
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
05月20日 08時10分
本日の相場見通し/基本は9600円台のもみあい
19日のNYダウは続伸し、前日比45.14ドル高の12605.32ドル、ナスダック総合指数は3日続伸し、同8.31ポイント高の2823.31ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同0.71(4.37%)安の15.52だった。IPO銘柄、ビジネス向けSNS大手リンクトインが、公開価格を大幅に上回る好調な滑り出しとなったことが好感された。一方、ゴールドマン・サックスが半導体関連株の投資判断を引き下げ、インテルなど関連株が売られたことは相場の足を引っ張った。
NY円相場は4日ぶりに上昇し、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=81円55~65銭で取引を終えた。円は対ユーロで4日続落、前日比45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=116円80~90銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反落。WTI期近の6月物は前日比1.66ドル安の1バレル98.44ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落。6月物は前日比3.4ドル安の1トロイオンス1492.4ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9625円大証清算値比5円安だった。
商品市況は軟調だが、米株が堅調なため、本日の日経平均は9600円付近を底値に、底堅い動きがイメージされる。想定レンジは9600円~9800円程度。円高にやや一服感があるため、これが好感されるようなら5月SQ9758.38円をトライする可能性は多少残る。だが、国内に買い手掛かりは見当たらない。また、本日は週末でもあり、積極的な売り買いは手控えられる見通しだ。基本は9600円台のもみあいだろう。
なお、本日は東電(9501)が決算発表する予定だ。最終損益はおよそ1兆2000億円の赤字と、創業以来、最大規模となる赤字決算に転落する見通し。市場は、これはほぼ織り込み済みだ。しかし、損害賠償絡みでの金融機関の負担、他の電力会社の負担金、発電と送電部門を分離する議論の行方とそれによる電力会社の収益悪化懸念、電力会社の株価下落、その電力会社の株式を保有する金融機関などの評価損拡大リスクと当該企業の株価下落、という不透明要因と「負のスパイラル懸念」があり、相場全体が盛り上がることはないだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)