
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
05月11日 08時05分
本日の相場見通し/堅調スタートも、膠着感が強まる公算が大きい
10日の米国株式市場は3日続伸し、NYダウは前日比75.68ドル高の12760.36ドル、ナスダック総合指数は同28.64ポイント高の2871.89ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同1.25(7.28%)安の15.91だった。マイクロソフトが、インターネット通話大手スカイプ・テクノロジーズを現金85億ドルで買収すると発表したことや、中国の4月の貿易黒字が急拡大したこと、などが買い手がかりになった。
NY円相場は反落し、前日比55銭円安・ドル高の1ドル=80円85~95銭で取引を終えた。円は対ユーロで6日ぶりに反落し、前日比1円20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=116円50~60銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続伸。WTI期近の6月物は前日比1.33ドル高の1バレル103.88ドルで取引を終えた。9日にCMEグループが10日の取引終了後から原油やガソリン先物取引の証拠金を引き上げると発表したが、相場への影響は限定的だった。NY金先物相場は3日続伸。6月物は前日比13.7ドル高の1トロイオンス1516.9ドルで取引を終えた。銀相場が下げ止まったことが買い材料視された。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9905円大証清算値比85円高だった。
堅調な米株、円高一服を受け、本日の日経平均は堅調スタートとなりそう。想定レンジは9800円~10000円程度。ただし、内部要因に相場を押し上げる材料は特に見当たらない。外部環境改善を好感した買いが一巡した後は、日経平均の膠着感が強まる公算が大きい。夏場の電力不足懸念が日本株の最大の上値圧迫要因になるとみている。
物色に関しては、商品市況堅調を背景に資源関連が買われ、浜岡原子力発電所の停止で、引続き、節電、省エネ、スマートグリッド、LED、太陽光、風力、バイオマス、地熱などの切り口のある材料株に短期資金が流入する公算が大きい。円高一服で輸出関連株も全般的に買い戻される見通しだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)