
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
04月14日 08時32分
本日の相場見通し/指数は膠着、蓄電池や省エネ関連に注目
13日の米国株式市場では、NYダウは反発し、前日比7.41ドル高の12270.99ドル、ナスダック総合指数は5日ぶりに反発し、同16.73ポイント高の2761.52ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同0.17(0.99%)安の16.92だった。
JPモルガンの決算は1株利益が市場予想を上回ったが、ダイモンCEOが今後数四半期は増配を見送ると述べたと伝わったことや、米金融監督当局が金融機関14社に対し、債権回収などの業務改善と法律順守を求める命令を出したことが、金融株全般の嫌気材料になった。一方、オバマ米大統領が向こう12年以内でおよそ4兆ドルの財政赤字を削減する財政再建計画を発表したことや、FRBのベージュブックで、米国の経済活動について「前回報告から概して改善を続けた」と分析したことなどは、好材料だった。
NY円相場は5日ぶりに反落し、前日比30銭円安・ドル高の1ドル=83円80~90銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日ぶりに反落し、前日比10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=121円05~15銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日ぶりに反発した。WTI期近の5月物は前日比0.86ドル高の1バレル107.11ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反発した。6月物は前日比2.0ドル高の1トロイオンス1455.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9580円大証清算値比60円安だった。
米株、円相場に大きな動きはない。材料不足のため、本日の日経平均は9500円~9700円程度のレンジで、もみあいとなる見通し。なお、売り圧力が強まっても、日銀によるETF購入が見込まれるため、一本調子の下落は想定し難い。しかし、上値を積極的に追う材料は皆無。むしろ、東電(9501)が13日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから通常は計測されない放射性ヨウ素などの放射性物質を検出したと発表したことや、被災地付近を中心に、余震が相変わらず続いていることなどが、投資マインドを冷やす公算が大きい。
物色面では、東芝(6502)、パナソニック(6752)などが家庭用の蓄電池を節電需要で、前倒しで発売すると伝わったことで、リチウムイオン電池関連が人気化する可能性が高そう。また、シャープ(6753)と住生活グループ(5938)が提携し、省エネ住宅設備で新会社を設立すると報じられたことで、太陽電池、LEDなど省エネ関連にも物色の矛先が向かう公算だ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)