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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

04月06日 08時02分

本日の相場見通し/円安はサポートするが、原発事故長期化で海外勢の売りを警戒

5日の米国株式市場では、NYダウは3日ぶりに反落し、前日比6.13ドル安の12393.90ドル、ナスダック総合指数は反発し、同2.00ポイント高の2791.19ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同0.25(1.43%)安の17.25だった。3月15日開催分のFOMC議事要旨で、FRBによる量的金融緩和策が予定通り6月末で終了するとの見方が強まった。

NY円相場は下落。前日比80銭円安・ドル高の1ドル=84円80~90銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅反落し、前日比1円15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=120円65~75銭で取引を終えた。

NY原油先物相場は4日ぶりに反落した。WTI期近の5月物は前日比0.13ドル安の1バレル108.34ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸、6月物は前日比19.5ドル高の1トロイオンス1452.5ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)は9650円大証清算値比20円高だった。

4日夜に講演したバーナンキFRB議長が質疑応答で「物価動向を注視する」と述べたという。ECBは7日の理事会で政策金利引き上げに踏み切り、その後も利上げを続けるという見方が強まっているもようだ。そして、昨日、中国が0.25%の昨秋来4回目となる追加利上を行った。

このように世界的なインフレ懸念が強まっている。これらを背景に、6日早朝の外国為替市場で、円相場は弱含みで推移、一時1ドル=85円台まで円安に振れ、対ユーロでも1ユーロ=121円台に入った。円安への感応度は鈍っているとはいえ、これは電機・ハイテク株指数である日経平均へのサポート要因になる見通しだ。本日の想定レンジは9500円~9800円程度。

なお、市場では今回の震災、原発事故、計画停電、そして、核物質汚染による企業の生産活動や、家計への影響を強く警戒している。特に、原発事故では、2号機取水口付近から漏出していた高濃度放射性物質を含む汚染水の流出の停止が確認できたとはいえ、抜本的な対策とは程遠い状態だ。少なくとも、原発事故からの環境、健康、経済等への影響がさらに低下するまでは、日本株の上値は買えないとみておきたい。むしろ、海外投資家の日本株売りを警戒するべきだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)