< 来週の為替見通し/レンジは82.40-84.50円を想定

外資系9社、売り4080万株、買い3730万株、差引き350万株の売り越し >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

04月04日 07時45分

本日の相場見通し/外部環境が大幅改善、戻り相場は継続

1日の米国株式市場ではNYダウは反発し、前日比56.99ドル高の12376.72ドル、ナスダック総合指数は4日続伸し、同8.53ポイント高の2789.60ポイントで取引を終えた。3月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比21万6000人増加し、市場予想の19万5000人程度増を上回って改善し、失業率も8.8%と0.1ポイント低下した。

また、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が1日の講演で、緩和的な政策の早期正常化に懸念を表明したため、量的緩和継続期待が盛り上がった。これらが相場を押し上げた。VIX指数(恐怖指数)は同0.34(1.92%)安の17.40だった。

NY円相場は7日続落し、前日比90銭円安・ドル高の1ドル=84円ちょうど~10銭で取引を終えた。一時84円73銭まで下落し、2010年9月24日以来ほぼ半年ぶりの安値を付けた。円は対ユーロで大幅に5日続落し、前日比1円95銭円安・ユーロ高の1ユーロ=119円60~70銭で取引を終えた。7日のECB理事会で利上げを決めるとの見方がユーロ買い材料。円は一時119円80銭まで下落した。

NY原油先物相場は続伸した。WTI期近の5月物は前日比1.22ドル高の1バレル107.94ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落した。6月物は前日比11.0ドル安の1トロイオンス1428.9ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)は9805円大証終値比105円高だった。

先進国では、FRBによる量的緩和政策の正常化、ECBによる早期の利上げ観測が、それぞれ強まっている。一方、わが国は東日本大震災や原発事故の影響で、超低金利政策を長期的に継続せざるを得ない状況だ。この結果、為替市場では円安傾向が顕著だ。

これはわが国の輸出企業にとってポジティブで、同時に、電機・ハイテク株指数の日経平均の追い風になる見通し。加えて、米国の雇用情勢が改善し、米株が堅調に推移している。この外部環境の大幅な改善が続く限り、日経平均は3月15日の8227.63円を底値にした戻り相場が継続しよう。

ただし、原発の安定冷却には数ヶ月程度要すると伝わり、高濃度の放射性物質を含んだ汚水が海に漏出し続けている。また、震災による工場等の被災、その後の非被災地での自粛や計画停電による企業収益への影響度合いが現時点では全く不明だ。このため、外部環境の改善だけでは、バリュエーションを無視して、上値をガンガン追っていくことは厳しいだろう。本日の想定レンジは9600円~9900円程度。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)