
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
03月24日 08時21分
本日の相場見通し/海外勢の買いは継続するだろうが、国内勢の売りは続く
23日の米国株式市場は反発し、NYダウは前日比67.39ドル高の12086.02ドル、ナスダック総合指数は同14.43ポイント高の2698.30ポイントで取引を終えた。ポルトガルの国家財政に対する懸念、2月の米新築住宅販売件数が過去最低を更新、そして、福島第1原子力発電所事故問題など懸念材料はあったが、素材株が買われ堅調だった。VIX(恐怖)指数は同1.04(5.15%)安の19.17だった。
NY円相場は続伸し、前日比05銭円高・ドル安の1ドル=80円85~95銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸し、前日比1円ちょうど円高・ユーロ安の1ユーロ=113円90銭~114円ちょうどで取引を終えた。
NY原油先物相場は上昇した。WTI期近の5月物は前日比0.78ドル高の1バレル105.75ドルで取引を終えた。NY金先物相場は6日続伸。4月物は前日比10.4ドル高の1トロイオンス1438.0ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9405円大証終値比25円高だった。
リビアへの多国籍軍による空爆が続き、イスラエルのエルサレム中心部ではテロとみられる爆発が起きたと報じられ、シリアでは、治安部隊がデモ隊に向け発砲し、6人が死亡したという。このように、中東・北アフリカ地域の政情不安が一段と強まっている。
一方、国内では、東京都内の水道水から国の乳児向け暫定規制値を上回る放射性物質が検出され、政府は、福島産ホウレンソウなどに摂取制限を指示した。また、福島第1原発3号機は23日夕、原子炉建屋から黒煙が発生し、作業員が避難するなど、作業の遅れはもちろん、依然として予断の許せない状況が続いている。
このような状況下、海外勢の買いは継続するだろうが、国内勢の売りは続く見通し。日経平均の想定レンジは9300円~9500円程度。震災復興関連の一角には引続き短期資金が流入するだろうが、多くの銘柄の高値を追う勢いは感じられない。相場全体としては、ボラの低い、軟調なもみあいを想定する。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)