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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

03月17日 08時18分

本日の相場見通し/原発事故、余震、円高、米株安、安全志向強まる

16日の米国株式市場は大幅に3日続落。NYダウは前日比242.12ドル安の11613.30ドル、ナスダック総合指数は、同50.51ポイント安の2616.82ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同5.08(20.89%)高の29.40だった。日本の原発事故の深刻化が嫌気され、売りが膨らんだ。エッティンガー欧州委員(エネルギー担当)が福島第1原子力発電所の事故に関して、「事実上、制御不能」と欧州議会で発言したことをきっかけになったという。

NY円相場は大幅に4日続伸。前日比1円10銭円高・ドル安の1ドル=79円55~65銭で取引を終えた。一時79円56銭と、1995年4月19日以来、約15年11カ月ぶりに最高値を更新した。円は対ユーロで大幅に続伸。前日比2円30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=110円60~70銭で取引を終えた。

NY原油先物相場は反発。WTI期近の4月物は前日比0.80ドル高の1バレル97.98ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。4月物は前日比3.3ドル高の1トロイオンス1396.1ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)は8520円大証終値比480円安。

原発事故深刻化を受け、各国の駐日大使館は16日までに日本に滞在する自国民に対し、帰国勧告などの対応策を打ち出している。オーストリア大使館は業務を一時、大阪の総領事館に移転し、ロシア外務省は、日本で勤務する外交官らの家族を18日をメドに日本から一時退避させると発表。また、米国防総省は16日、米軍が福島第1原子力発電所から半径50カイリ(約93キロメートル)圏内への立ち入りを原則禁止する通達を出した。そして、英外務省は16日、日本に滞在する英国人に対し、東京および東京以北からの退避を検討するよう勧告したという。

このような状況下、投資家はリスク資産を売って、安全資産に換える動きを加速させる見通し。一時1ドル=77円台に突入した円高もマインド悪化に拍車を掛ける公算が大きい。日経平均の想定レンジは7800円~8800円程度。ボラタイルな動きを覚悟したい。なお、現状の東京市場は、原発事故及び地震関連のバッド・ニュースに非常に神経質になっている。特に、原発絡みの悪材料が出た場合、パニック的な動きになる可能性が高い点には留意が必要だ。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)