
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
03月11日 08時31分
本日の相場見通し/SQ通過後は膠着、円安と原油安がサポート要因
10日の米国株式市場は続落、NYダウ前日比228.48ドル安の11984.61ドル、ナスダック総合指数は同50.70ポイント安の2701.02ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同1.66(8.21%)高の21.88だった。中国の2月の貿易収支が11カ月ぶりに赤字になったこと、ムーディーズが、スペイン国債の格付けを1段階引き下げ、格付け見通しを「ネガティブ」としたこと、新規失業保険申請件数が市場予想以上に増えたこと、そして、サウジアラビア東部で警官隊がデモ隊に発砲したとの報道などが嫌気された。
NY円相場は3日続落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=82円90銭~83円ちょうどで取引を終えた。円は対ユーロで3日ぶりに反発し、前日比55銭円高・ユーロ安の1ユーロ=114円45~55銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日続落。WTI期近の4月物は前日比1.68ドル安の1バレル102.70ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落。4月物は前日比17.1ドル安の1トロイオンス1412.5ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は10275円大証終値比95円安だった。
米株大幅下落を受け、本日はこれを嫌気した売りが先行する見通し。日経平均の想定レンジは10200円~10500円程度。本日はSQ算出日であり、SQ確定後は、先物市場での思惑が生じ難いため、取引時間中のボラティリティは大幅に低下するだろう。週末要因も重なり、膠着感が強まる公算が大きい。中東・北アフリカ情勢が不透明ながら、対ドルでの円安や、原油先物価格下落が相場を下支えするとみている。
チャート的には、1月31日の10182.57円や、26週移動平均線(10日現在、10082.95円)などが目先の下値メドとして意識されそうだ。一方、反発機運は、5日移動平均線(同、10549.55円)を上回らない限り、盛り上がりことはないだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)