
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
03月09日 08時19分
本日の相場見通し/外部環境若干改善も、上値は重い
8日の米国株式市場は3日ぶりに大幅反発。NYダウは前日比124.35ドル高の12214.38ドル、ナスダック総合指数は同20.14ポイント高の2765.77ポイントで取引を終えた。
クウェートやUAEなどOPEC加盟国がサウジアラビアに続いて増産を計画していると報じられた。これを受け、NY原油先物相場は3日ぶりに反落。WTI期近の4月物は前日比0.42ドル安の1バレル105.02ドルで終えた。これが株式市場への追い風となった。また、バンカメのCEOが投資家向け説明会で、収益の先行きへの明るい見方や増配への意欲を示したと報じられたことも買い材料となった。
NY円相場は3日ぶりに反落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=82円60~70銭で取引を終えた。円は対ユーロで下落。前日比10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=114円90銭~115円ちょうどで取引を終えた。
NY金先物相場は3日ぶりに反落。4月物は前日比7.3ドル安の1トロイオンス1427.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は10570円大証終値比50円高だった。
リビアでは、反体制派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長が8日、カダフィ大佐が72時間以内に退陣すれば、訴追手続きをしないとの意向を明らかにしたと伝わっている。一方、カダフィ派は8日、カダフィ氏が身の安全の保証などを条件に退陣を協議する提案を反体制派に持ち掛けたとの報道を否定したとも伝わっており、依然として状況は混沌としている。
また、サウジアラビアでは、11日の金曜日に「怒りの日」と称した反政府デモがネットで呼びかけられていて、当局が警戒を強めている。サウジに反政府デモが拡大するかもしれないという不安が収まらないと、世界の株式市場と原油先物価格の連動性の低下はないだろう。
このような状況下、本日の日経平均は米株上昇、原油先物価格騰勢一服を好感しながらも、上値は重そう。想定レンジは10400円~10700円程度。コアレンジは10500円~10600円で狭いレンジで膠着する見通しだ。なお、日経平均に新規採用の安川電機(6506)、大日本スクリーン製造(7735)、第一生命保険(8750)については、活発な売買が見込まれる。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)