
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
03月08日 08時09分
本日の相場見通し/米株安、原油高を嫌気して、日経平均は軟調なもみあい
7日の米国株式市場は続落。NYダウは前週末比79.85ドル安の12090.03ドル、ナスダック総合指数は、同39.04ポイント安の2745.63ポイントで取引を終えた。WTI期近の4月物が一時1バレル106.95ドルと、2008年9月26日以来約2年5カ月ぶりの高値を付けた。これが嫌気された。
また、ウェルズ・ファーゴが、半導体セクターの投資判断を「オーバーウエート」から「マーケットウエート」に引き下げたことも悪材料になった。恐怖指数(VIX指数)は同1.60(8.39%)高の20.66だった。
NY円相場は続伸し、前週末比05銭円高・ドル安の1ドル=82円20~30銭で取引を終えた。円は対ユーロで上昇した。前週末比30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=114円80~90銭で取引を終えた。ムーディーズがギリシャの信用格付けを3段階引き下げ、「シングルBプラス」にすると発表したことがユーロ売り材料になった。
NY金先物相場は続伸し、4月物は前週末比5.9ドル高の1トロイオンス1434.5ドルで取引を終えた。一時は1445.7ドルまで上昇し、3日ぶりに過去最高値を更新した。
シカゴ日経平均先物(円建て)は10450円大証終値比80円安だった。
サウジアラビアでは、11日の金曜日に「怒りの日」と称した反政府デモがネットで呼びかけられていて、当局が警戒を強めている。同時に市場では、リビアの減産分の肩代わりを表明しているサウジに反政府デモが拡大すれば供給不安が一段と強まり、原油価格の更なる急騰への懸念が強まっている。この不安がある程度収まらないと、世界の株式市場と原油先物価格の連動性の低下はないだろう。
米株安、原油高を嫌気して、本日の日経平均は軟調なもみあいになる見通し。想定レンジは10300円~10600円程度。ただし、日経平均は昨日1.76%も下落している。このため、2月24日の10428.38円付近では、売り方の買戻しや、押し目買いが入ることが予想される。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)