
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
03月03日 07時55分
本日の相場見通し/日経平均の上値は重い、CSの先物への仕掛けは要警戒
2日の米国株式市場では、NYダウは反発し前日比8.78ドル高の12066.80ドル、ナスダック総合指数も反発し、同10.66ポイント高の2748.07ポイントで取引を終えた。ADPの全米雇用リポートでは、2月の非農業部門の雇用者数(速報値、政府部門除く)は前月比21万7000人増と、17万人前後の増加を見込んでいた市場予想を上回った。1月分も、前月比の増加幅が速報値の18万7000人から18万9000人へ上方修正された。これがサポート要因となった。一方、原油先物価格の上昇は上値抑制要因だった。VIX指数(恐怖指数)は前日比0.31(1.48%)安の20.70.
NY円相場は横ばいで、前日終値と同じの1ドル=81円80~90銭で取引を終えた。円は対ユーロで反落し、前日比75銭円安・ユーロ高の1ユーロ=113円45~55銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は大幅続伸。WTI期近の4月物は前日比2.60ドル高の1バレル102.23ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続伸。4月物は前日比6.5ドル高の1トロイオンス1437.7ドルで取引を終えた。一時1441.0ドルまで上昇し、連日で過去最高値を更新した。
シカゴ日経平均先物(円建て)は10510円大証終値比20円高だった。
原油やガス生産拠点の多いリビア東部で反体制派と政府軍による戦闘が激化しているため、リビアの原油生産の全面停止の可能性も意識されている。米株も反発したとはいえ、戻りは鈍い。円相場も対ドルで高止まりしている。このため、本日の日経平均の上値は重いとみている。想定レンジは10400円~10600円程度。
ただし、当社推計での昨日の225先物の売り越しトップはクレディ・スイスの7161枚だった。ここが買い戻しを入れてくるようならそれなりの戻りがあるとみておく必要がある。逆に、売り残を積み増してくるようなら、地合いが一段と悪化し、2月24日安値10428.38円を割り込むことも十分ありだ。いずれにせよ、先物での仕掛けを警戒しておく必要がある。
物色面では、米アップルが2日、タブレット端末「iPad(アイパッド)」の新型「iPad2」を発表した。また、政府の行政刷新会議は2日、国の規制・制度の見直しを議論するために6、7両日に開かれる「規制仕分け」の対象12項目を正式決定した。このため、「iPad2」関連や「規制仕分け」関連に投資家の関心が向かう見通し。だが、米株調整、原油高、対ドルでの円高基調を背景に、物色意欲が盛り上がるか否かは、微妙だ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)