
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
02月02日 08時32分
本日の相場見通し/米株高も円高で、日経平均の上値は重そう
1日の米国株式市場は大幅続伸、NYダウは前日比148.23ドル高の12040.16ドル、ナスダック総合指数も続伸し、同51.11ポイント高の2751.19ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同1.90(9.73%)安の17.63だった。1月のISM製造業景況感指数は60.8と、前月比2.3ポイント上昇し、58程度の市場予想より改善し、04年5月以来、約6年8ヵ月ぶりの高水準となった。これが好感された。
NY円相場は3日続伸し、前日比70銭円高・ドル安の1ドル=81円30~40銭で取引を終えた。円は対ユーロで小幅に続落し、前日比15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=112円45~55銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日ぶりに反落。WTI期近の3月物は前日比1.42ドル安の1バレル90.77ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。4月物は前日比5.8ドル高の1トロイオンス1340.3ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は10325円大証終値比55円高だった。
1日にエジプトで実施されたデモがさほど大規模にならなかったため、市場では、民主化を求めるデモが周辺の中東産油国に拡大したり、スエズ運河封鎖の可能性が低下したとの見方が強まった。これは世界の株式市場にポジティブ。エジプトのムバラク大統領は1日夜、国民向けに演説し、今年9月の大統領選挙への不出馬を表明した。
米株続伸も、為替市場では円高が続いている。このため、本日の日経平均の上値は重そう。また、デモ参加者の中には、ムバラク大統領が即時辞任しなかったことに反発する声が強い上、次期大統領候補の有力な一人であるエルバラダイ前IAEA事務局長も、引き続き辞任を求める意向を表明しているもようで、混乱するエジプト情勢が、ムバラク氏の不出馬声明で事態が収拾するかどうかは不透明だ。これも日本株の上値を圧迫しよう。想定レンジは10200円~10400円程度。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)