
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月17日 08時27分
本日の相場見通し/マネー逆流も、円安で東京株式市場の下値は限定的
16日の米国株式市場では、NYダウは大幅反落、前日比178.47ドル安の11023.50ドル、ナスダック総合指数は4日続落し、同43.98ポイント安の2469.84ポイントで取引を終えました。ドル高や中国の金融引き締め懸念を背景に商品相場が下落し、資源関連株が売られ、相場の足を引っ張りました。アイルランドの財政悪化がユーロ圏の他の国にも波及するとの懸念が強まったことも嫌気材料になりました。恐怖指数(VIX指数)が急伸し、前日比2.38ポイント(11.78%)上昇し、22.58と10月4日以来、約1カ月半ぶりの水準に上昇しました。
NY円相場は5日続落し、前日比20銭円安・ドル高の1ドル=83円20~30銭で取引を終えました。円は対ユーロで3日続伸し、前日比55銭円高・ユーロ安の1ユーロ=112円30~40銭で取引を終えました。銀行部門で不良債権を抱えるアイルランドが、欧州連合(EU)に財政支援を要請するかどうかについて思惑が交錯したことが、ユーロ売り材料になりました。
NY原油先物相場は大幅に3日続落です。WTI期近の12月物は前日比2.52ドル安の1バレル82.34ドルで取引を終えました。NY金先物相場は急反落です。12月物は前日比30.1ドル安の1トロイオンス1338.4ドルで取引を終えました。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9690円大証終値比90円安でした。
米国のQE2決定以前のマネーの流れ(ドルで資金を調達して新興国の金融資産や商品に投資する)の逆流が起こっています。これが一巡するまでは、世界的な株式・商品・新興国通貨下落、ドル高は続く見通しです。ただし、円安は日経平均の下支え要因となるため、東京株式市場の下値は限定的とみています。本日の想定レンジは9500円~9800円程度です。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)