
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月05日 08時37分
本日の相場見通し/米株高を素直に好感も、雇用統計控え上値は重い
4日の米国株式相場は大幅高、NYダウは5日続伸し、前日比219.71ドル高の11434.84ドルと、2008年9月8日以来の高値となり、リーマンが破綻する前の水準を回復しました。ナスダック総合指数は大幅に3日続伸し、同37.07ポイント高の2577.34ポイントで取引を終えました。
4日付の米紙ワシントン・ポストへのバーナンキFRB議長の寄稿が、株式市場への資金流入を促す内容で、好感されました。また、「FRBが近く自己資本比率の高い金融機関の配当増額を容認する」との米ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)の報道が伝わり、銀行株が一段高となり、NYダウは上げ幅を拡大しました。
NY円相場は4日ぶりに反発し、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=80円70~80銭で取引を終えました。円は対ユーロで3日続落し、前日比5銭円安・ユーロ高の1ユーロ=114円65~75銭で取引を終えました。
NY原油先物相場は4日続伸です。WTI期近の12月物は前日比1.80ドル高の1バレル86.49ドルで取引を終えました。NY金先物相場は大幅反発です。12月物は前日比45.5ドル高の1トロイオンス1383.1ドルで取引を終えました。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9470円大証終値比110円高でした。
対ドルでの円高は上値抑制要因ですが、NYダウがリーマン破綻前の水準を回復したことは素直に好感されるでしょう。日経平均の想定レンジは9300円~9500円程度です。ただし、米国時間5日に発表される10月の米雇用統計を控えていることもあり、過度の警戒は後退したものの、模様眺め姿勢を崩す投資家は少ないとみています。よって、大引けにかけては、持ち高調整の売りで急速の伸び悩む展開を想定します。
なお、本日は日銀の決定会合の結果が明らかになります。しかし、FOMC後の円相場が落ち着いた動きのため、日銀が新たな追加緩和策を打ち出すとの観測は大幅に後退しています。万が一、追加策が講じられれば、ポジティブ・サプライズで、円安・株高になるでしょう。しかし、その可能性は低いとみます。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)