
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
10月06日 08時19分
本日の相場見通し/米株上昇の好材料を、円高による悪材料が相殺
5日の米国株式市場は大幅反発し、NYダウは前日比193.45ドル高の10944.72ドル、ナスダック総合指数は同55.31ポイント高の2399.83ポイントで取引を終えました。ISMの9月の非製造業景況感指数が53.2と、前月から1.7ポイント改善し、市場予測平均の52程度も上回ったことが好感されました。
また、日銀が追加の金融緩和に踏み切り、相次ぐ主要国の追加金融緩和策発動で、世界景気が下支えされるとの期待が高まりました。そして、シカゴ連銀のエバンズ総裁が米ウォール・ストリート・ジャーナル紙のインタビューで、米景気の下振れ懸念から追加の緩和策が必要との認識を示したことも、買い材料になりました。
NY円相場は反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=83円20~30銭で取引を終えました。一時82円96銭と、日本政府・日銀が円売り介入を実施した9月15日以来の高値を付けました。円は対ユーロで大幅反落し、前日比1円05銭円安・ユーロ高の1ユーロ=115円10~20銭で取引を終えました。
NY原油先物相場は反発です。WTI期近の11月物は前日比1.35ドル高の1バレル82.82ドルで取引を終えました。NY金先物相場は大幅反発です。12月物は前日比23.5ドル高の1トロイオンス1340.3ドルで取引を終えました。時間外取引で一時1342.9ドルまで上昇し、過去最高値を更新しました。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9600円大証終値比80円高でした。
FRBが次回11月2~3日のFOMCで国債購入の再開など大規模な追加金融緩和策を発表するとの観測が金融市場で一段と強まっています。この観測が囁かれている限り、米国株は堅調さを維持するでしょうが、逆に、ドルは軟調に推移する見通しです。同時にこれは、円高要因であり、日経平均の上値を抑制するでしょう。
よって、米株上昇の好材料を、円高による悪材料で相殺され、本日の日経平均の想定レンジは9400円~9700円程度です。資源関連が物色の中心とみています。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)