
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
08月31日 15時06分
相場概況(主力株)/31日の日経平均は前日比325.20円安の8824.06円
31日の日経平均は前日比325.20円安の8824.06円、高値は9時5分の9008.36円、安値は15時ちょうどの8819.26円。東証一部の売買代金は1兆1718億円、値上がり銘柄数は50銘柄、値下がり銘柄数は1598銘柄、変わらずは19銘柄。日経平均は4日ぶりに大幅反落し、終値ベースの年初来安値を更新した。
30日のNYダウは大幅反落し、前週末比140.92ドル安の10009.73ドルで取引を終えた。8月の米雇用統計や、ISMの8月の製造業景況感指数など、今後発表される経済指標が低調な内容になるとの警戒感が強まり、株式が売られた。
NY円相場は反発し、前週末比65銭円高・ドル安の1ドル=84円55~65銭で取引を終えた。円は対ユーロで4日ぶりに大幅反発し、前週末比1円65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=107円10~20銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は4日ぶりに反落。WTI期近の10月物は、前週末比0.47ドル安の1バレル74.70ドルで取引を終えた。NY金先物相場は小幅に続伸。12月物は、前週末比1.3ドル高の1トロイオンス1239.2ドルで取引を終えた。
政府・日銀は30日、それぞれ円高・株安に対応した経済対策と追加の金融緩和措置を決めた。経済対策では、家電や住宅のエコポイント制度の延長や、新卒者の体験雇用・職場実習の拡充などが柱で、9月10日の閣議決定、9月中の実施を目指すという。菅首相は閣僚委で「必要に応じて補正予算も検討する」と述べたとも報じられた。
これで一応、政府・日銀による、危機感の全く感じられないお粗末な内容の円高対策の発表会が終わった。前場の東京株式市場では、材料出尽くしと政府・日銀の対応策への失望から、売りが優勢となった。経済対策発表と追加の金融緩和措置を受けても、円高基調に変化がないことや、前日の米株下落が、直接の嫌気材料。
後場に入り、日経平均は下げ幅を拡大した。終値ベースの年初来安値を更新した。「債券先物買い+株式先物売り」や裁定解消売りが、断続的に出た。政府・日銀、特に日銀による対策が当分出ないとの見方から、ニューショート・ポジション構築の動きも観測されていたという。
東証33業種では全業種が値下がりした。ガラス・土石、建設、精密機械、パルプ・紙、鉄鋼、繊維製品、保険、機械、電気機器、ゴム製品、海運、その他金融、証券、商品先物などの値下がりが目立つ。個別では、東証一部の値上がり率トップは筑波銀行(8338)、2位はメディカルシステムネットワーク(4350)、3位はソースネクスト(4344)。一方、値下がり率トップはシルバー精工(6453)、2位は山水電気(6793)、3位は丸三証券(8613)。