
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
08月30日 08時19分
本日の相場見通し/外部環境改善も、買い一巡後はもみあいへ
27日の米国株式市場は大幅に反発し、NYダウは前日比164.84ドル高の10150.65ドル、ナスダック総合指数は同34.94ポイント高の2153.63ポイントで取引を終えました。
4-6月期の米実質GDP改定値は、前期比年率換算で1.6%増加でした。伸び率は前月発表の速報値から0.8ポイント下方修正され、09年7-9月期の1.6%増以来3四半期ぶりの低い水準となりました。しかし、市場予測の平均の1.4%を上回ったことが好感されました。また、バーナンキ議長が、カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムで、「FOMCは、必要と判断されれば、非伝統的手段を通じて追加の金融緩和策を講じる用意がある。景気見通しが著しく悪化した場合には特にそうだ」と述べたことも好材料視されました。
NY円相場は反落し、前日比80銭円安・ドル高の1ドル=85円20~30銭で取引を終えました。円は対ユーロで大幅に3日続落し、前日比1円45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=108円75~85銭で取引を終えました。
NY原油先物相場は3日続伸です。WTI期近の10月物は前日比1.81ドル高の1バレル75.17ドルで取引を終えました。NY金先物相場は反発です。12月物は前日比0.2ドル高の1トロイオンス1237.9ドルで取引を終えました。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9080円大証終値比110円高でした。
各種報道によれば、日銀は本日、臨時の金融政策決定会合を開き、追加の金融緩和策を決めるということです。ただし、その内容は、新型オペの拡充にとどまる見通しです。よって、市場への影響はノーインパクトでしょう。なお、政府は円高・経済対策の基本方針を明日31日に決定します。このため、市場の政策期待は明日まで賞味期限が残っているでしょう。しかし、政府の策定する対策の規模・内容もショボイものが予想されます。
本日の日経平均の想定レンジは8900円~9200円程度です。米株高、円高一服が素直に好感されるでしょう。しかし、買い一巡後はもみあいになるとみています。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)