
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
08月25日 08時04分
本日の相場見通し/日経平均は連日で年初来安値を更新する見通し
24日の米国株式市場では、NYダウは4日続落です。前日比133.96ドル安の10040.45ドル、ナスダック総合指数は続落で、同35.87ポイント安の2123.76ポイントで取引を終えました。NYダウは一時9991.18ドルと1万ドル大台を割り込む場面がありました。
7月の中古住宅販売件数は年率換算で383万戸前月比27.2%減と、市場予測の約472万戸を大幅に下回まわりました。前月比マイナスは3カ月連続で、水準は同じ基準でさかのぼれる1999年以降で最低となりました。前年同月比では25.5%減です。米政府の住宅減税が4月末で終了した影響が色濃く出ました。これが嫌気されました。
NY円相場は大幅に続伸し、前日比1円25銭円高・ドル安の1ドル=83円85~95銭で取引を終えました。一時83円58銭と、1995年6月以来15年2カ月ぶりの高値を付けました。円は対ユーロで5日続伸し、前日比1円90銭円高・ユーロ安の1ユーロ=105円85~95銭で取引を終えました。一時105円44銭と、2001年7月以来、9年1カ月ぶりの高値を付けました。
NY原油先物相場は続落です。WTI期近の10月物は前日比1.47ドル安の1バレル71.63ドルで取引を終えました。NY金先物相場は3日ぶりに反発です。12月物は前日比4.9ドル高の1トロイオンス1233.4ドルで取引を終えました。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8850円大証終値比120円安でした。
急激な円高・株安を受け、日銀は追加的な金融緩和策の検討に入ったと報じられています。市場動向次第では、9月6~7日の金融政策決定会合を待たず、臨時の決定会合で対応を協議する案も浮上しているそうです。内容的には、新型オペの拡充と単独介入とうことです。
本日の日経平均は連日で年初来安値を更新する見通しです。想定レンジは8700円~9000円程度です。円高に対して、政策当局が具体的な対策を講じない限り、下落傾向は強まることでしょう。日経平均が9000円を割り、円が対ドルで85円を超えた円高になったにもかかわらず、手をこまねき、重大な関心を持って注視することしかできない、当局への失望感、怒り、諦め、呆れが充満した状態が続くことでしょう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)