
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
08月20日 15時12分
相場概況(主力株)/20日の日経平均は前日比183.30円安の9179.38円
20日の日経平均は前日比183.30円安の9179.38円、高値は10時23分の9287.50円、安値は13時51分の9169.17円。東証一部の売買代金は1兆449億円、値上がり銘柄数は145銘柄、値下がり銘柄数は1448銘柄、変わらずは73銘柄。日経平均は3日ぶりに大幅反落。
19日のNYダウは3日ぶりに大幅に反落し、前日比144.33ドル安の10271.21ドルで取引を終えた。週間の新規失業保険申請件数が市場予想に反して増加した。フィラデルフィア連銀の8月の景気指数が予想に反して低下し、昨年7月以来1年1カ月ぶりにマイナス圏に沈んだ。そして、コンファレンス・ボードの7月の景気先行指標総合指数が、市場予想に届かなかった。これらが嫌気された。
NY円相場は続伸し、前日比05銭円高・ドル安の1ドル=85円35~45銭で取引を終えた。一時、84円89銭に上昇し、11日に付けた約15年ぶりの高値である84円72銭に迫る場面があった。円は対ユーロで続伸し、前日比35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=109円45~55銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続落。WTI期近の9月物は前日比0.99ドル安の1バレル74.43ドルで取引を終えた。NY金先物相場は4日続伸。12月物は前日比4.0ドル高の1トロイオンス1235.4ドルで取引を終えた。
米株下落、円高基調が嫌気され、前場の東京株式市場は売りが先行した。寄り付き前は、金融市場で急激な変動が起きない限り、日銀は、臨時会合を開かず、9月の通常の金融政策決定会合まで政策判断を持ち越す構えという見方が大勢だった。しかし、前場中ごろ、日銀が日本時間11時から緊急会合を開催するとの噂が囁かれたもようで、日経平均は下げ幅を縮小させた。しかし、首相と日銀総裁の会談日程について、具体的なこと知らないとの、仙谷官房長官発言が市場に伝わると、前引けにかけ、再び、下げ幅を広げた。
後場に入り、臨時会合は今日は開催されないとの見方が強まり、日銀の追加金融緩和に対する期待が後退した。週末で買い手控え気分が強まる中、ポジション調整の売りで、幅広い銘柄が下落し、日経平均は下げ幅を拡大させた。日経平均は終値ベースの年初来安値9161.68円(7/17)に迫る場面があったが、辛うじて割り込まなかった。
東証33業種では、全業種が値下がりした。石油・石炭製品、非鉄金属、証券、商品先物、化学、倉庫・運輸、海運、ゴム製品、パルプ・紙、建設、ガラス・土石などの値下がりが目立つ。個別では、東証一部の値上がり率トップはコロナ(5909)、2位はチャイナボーチー(1412)、3位はナイガイ(8013)。一方、値下がり率トップはシルバー精工(6453)、2位は日信工業(7230)、3位は東光(6801)。