< 相場概況(主力株)/23日の日経平均は前日比210.08円高の9430.96円

来週の為替見通し/1ドル=86-88円の狭いレンジでのもみ合い >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

07月23日 15時31分

来週の相場見通し/指数はボックス、物色面では、業績での選別色が強まる

欧州金融機関のストレス・テストの結果は当初の予定通り23日夕(日本時間24日午前1時)に公表される予定です。よって、テストの結果は23日の欧州市場ではほぼ織り込めません。米東部時間では23日正午にあたるため、米国市場がこの結果を初めて織り込むことになります。来週の東京株式市場は週末23日の米国金融市場の動向を受けて、スタートすることになります。

テスト結果発表で、世界の金融市場にアク抜け感が広がるようなら、日米欧の株式市場はリバウンド色を強めるでしょう。一方、材料出尽くしや、欧州金融システムへの不安が残り、ユーロが売られるようなら、世界の株式市場の調整色が強まることになるでしょう。

なお、欧州当局によるストレス・テストの実施が市場に伝わって以降、ユーロは対ドルで値を戻していました。また、足元では、欧州域内の主要な銀行はほぼ全て、今回のテストを合格すると既に伝わっています。このため、実際に、大部分の銀行がテストに合格したとしても、特にサプライズは生じないとみています。

ただし、市場の一部では、ストレス・テストが、銀行の資産圧縮を加速させるきっかけになる点を指摘する声もあります。欧州の銀行は過大な資産を抱えており、テスト後に資産圧縮が加速することになるなら、欧州金融システムの問題は、むしろテスト後に正念場がやってくるとの見方です。

それはともかく、いずれにせよ、市場がどのように評価するかは今晩23日の米国市場が決めることになります。

そうは言っても、23日の米国市場が上がっても、下がっても、東京株式市場は、(1)市場参加者が激減した閑散相場は続く、(2)米株・円相場次第という主体性の乏しい、外部環境次第の相場は続く、という2点に変化はないとみています。

このため、来週の日経平均は、外部環境が激変しない限り、ボックス相場を継続する見通しです。日経平均の想定レンジは、下値は7月6日安値の9091.70円、上値は7月14日高値9807.36円です。テクニカル的には、5日移動平均線(23日現在、9327.89円)を割り込めば、ボックス下限(9091.70円)を目指し、25日移動平均線(同、9567.56円)を上抜ければ、ボックス上限(9807.36円)を目指すとみています。

物色面では、来週後半から主力の3月決算期企業の1Q決算が本格化します。このため、好業績銘柄が物色の中心になるとみています。逆に、地合いが悪いため、悪業績銘柄は容赦なく叩き売られるでしょう。つまり、業績による銘柄選別色が強まるり、物色は2極化することになるとみています。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)