
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月16日 07時53分
本日の相場見通し/超閑散相場の中、膠着する可能性が高い
15日の米国株式市場は8日ぶりに小反落し、NYダウは前日比7.41ドル安の10359.31ドルで取引を終えました。ナスダック総合指数は同0.76ポイント安の2249.08ポイントでした。
フィラデルフィア地区連銀の7月の製造業業況指数が予想外に低下し、7月のニューヨーク州製造業業況指数が09年12月以来の低水準となり、6月の卸売物価指数(PPI)は、総合指数が前月比0.5%低下と、3カ月連続で低下し、市場予想の0.1%低下よりも大幅な落ち込みとなったことが嫌気されました。
一方、米上院が本会議で、金融規制改革法案を可決したことや、SECが証券詐欺の容疑でゴールドマン・サックスを提訴していた問題で、SECが15日、ゴールドマンが5億5000万ドルを支払い和解することで合意したと発表したことが、金融株中心に相場のサポート要因になりました。
また、メキシコ湾の原油流出事故で、海中への原油流出を止めたと発表したBPのADRが大幅高でした。
NY円相場は大幅続伸し、前日比1円ちょうど円高・ドル安の1ドル=87円35~45銭で取引を終えました。円は一時87円23銭と、7日以来約1週間ぶりの高値を付けました。円は対ユーロで反落し、前日比55銭円安・ユーロ高の1ユーロ=113円10~20銭で取引を終えました。スペインの国債入札が順調だったことが、ユーロ買い材料になりました。
NY原油先物相場は続落です。WTI期近の8月物は前日比0.42ドル安の1バレル76.62ドルで取引を終えました。NY金先物相場は小反発です。8月物は、前日比1.3ドル高の1トロイオンス1208.3ドルで取引を終えました。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9625円大証終値比45円安でした。
グーグルが発表した10年4~6月期決算では、実質1株利益は6.45ドルと、前年同期の5.36ドルを上回りましたが、市場予想平均の6.52ドルは下回りました。これが嫌気され、時間外取引でグーグル株は売られました。
米株が金融株をけん引役に底堅い動きになっている点はポジティブですが、対ドルでの円高が日経平均の上値抑制要因になりそうです。また、日本は3連休を控えた週末でもあり、円相場や上海株式相場が余程大きく動かない限り、投資家は積極的な売買を手控える見通しです。超閑散相場の中、膠着する可能性が高そうです。日経平均の想定レンジは9500円~9800円程度です。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)