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本日の相場見通し/余程、円高に振れない限り、9000円大台はキープ >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

07月02日 16時35分

来週の相場見通し/円高一服ならリバウンド、円高基調継続なら底値模索継続

来週の日経平均は円高一服ならリバウンド、円高基調継続なら底値模索継続ということになりそうです。

6月9日の安値は9378.23円、6月21日の高値は10251.90円で、上げ幅は873.67円です。これを9378.23円から差し引いた8504.56円あたりが、円高が継続した場合の底値ターゲットになるとみています。

一方、上値に関しては5日移動平均線(2日現在、9408.51円)が強く意識されるでしょう。これを上抜ければ、25日移動平均線(同、9738.28円)や、6月SQ値9747.59円などが視野に入ります。しかし、6月SQ値まで戻るためには、円相場が現在のレベルから相当円安に振れてこないと厳しいとみています。

よって、来週の日経平均の想定レンジは8504.56円~9700円程度です。

正直、現時点では、ドル安・円高に歯止めが掛かる材料は見当たりません。実際、相次ぐ弱いマクロ指標を受けて、1日の米株は軟調でした。週間の新規失業保険申請件数が市場予想に反し増加したこと、5月の米仮契約住宅販売指数が市場予想以上に悪化したこと、そして、6月のISM製造業景況感指数が2カ月連続低下し、市場予想も下回ったこと、などが嫌気されたのです。この結果、1日の米国株式市場では、NYダウは6日続落し、ナスダック総合指数は4日続落しました。

確かに、米株は連日下げてきたこともあり、今晩の米雇用統計が市場予想(非農業部門雇用者数13万人減、失業率は9.8%)から上ぶれしたら、それを好感、逆に、下ぶれしても、悪材料出尽くしとなる可能性は残ります。しかし、雇用悪化状態で、継続的な米株上昇期待は抱きにくいため、仮に、アク抜けの動きになったとしても、日本株の持続的な上昇にはつながらないとみています。

来週の日本株は、安易な押し目買いは禁物でしょう。少なくとも、円高基調に変化が出てくるまでは、戻り売りが妥当だと思います。

ちなみに、6月25日申し込み時点の信用取引の買い残高は2兆288億円です。日経平均1万円割れの水準は、押し目チャンスとみた投資家が積極的に信用買いをしたようです。なお、信用評価損益率はマイナス13.62%でした。おそらく、これは今週末一段と悪化していることでしょう。将来の売り予約の買い残が増加傾向で、評価損益率が悪化しています。これは先行きの需給に非常にネガティブだと思います。

来週起こるかどうかは別として、この積み上がった信用買い建て玉の損切りを主因にした、大底形成が早晩訪れる可能性が高いとみておく必要があるでしょう。追証発生、若しくは、追証回避の追い詰められた信用買い方の投売りで、「夏の日本株、大バーゲンセール」が開催されるまでは、日本株は買いたくないですね。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)