
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月25日 08時07分
本日の相場見通し/外部環境悪化、調整局面継続
24日の米国株式市場ではNYダウは大幅反落し、前日比145.64ドル安の10152.80ドル、ナスダック総合指数は4日続落し、同36.81ポイント安の2217.42ポイントで取引を終えました。
金融改革法案の審議が大詰めを迎え、同法案の成立で金融機関の収益が圧迫されることへの懸念が強まったことが下落の主因となったようです。法案の一本化作業を行っている上下両院の協議会は、大手銀に対し優先株を中核的自己資本に算入させないことや、金融機関の破綻処理の費用を負担させることで合意したと伝わっています。
また、24日の欧州CDS市場で、ギリシャの5年物CDSスプレッドが前日NY市場終値の934.2bpから1085bpに拡大し、過去最高水準を更新するなど、欧州ソブリン・金融システム不安が強く意識されていることも、米株安に影響しました。
5月の米耐久財受注額は前月比の減少幅が市場予想より小さく、週間の米新規失業保険申請件数は市場予想を下回りましたが、相場への影響は限定的でした。
NY円相場は3日続伸です。前日比20銭円高・ドル安の1ドル=89円55~65銭で取引を終えました。円は対ユーロで5日続伸です。前日比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=110円45~55銭で取引を終えました。
NY原油先物相場は小幅反発です。WTI期近の8月物は、前日比0.16ドル高の1バレル76.51ドルで取引を終えました。NY金先物相場は反発です。8月物は、前日比11.1ドル高の1トロイオンス1245.9ドルで取引を終えました。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9755円大証終値比155円安でした。
米株下落、円高を受け、本日の東京株式市場は調整色の強い展開を余儀なくされそうです。ただし、バーゼル銀行監督委員会が早ければ7月中旬にも大手銀行への新しい資本規制の当初案の緩和方針を打ち出す見通し、と報じられている点はポジティブ材料です。ですが、輸出株が売られ、日経平均は軟調推移を予想します。想定レンジは9600円~9900円程度です。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)