三空
日本株で2億円まで資産築いた実力派トレーダー三空。株式市場だけでは飽き足らず、ついには世界を相手にデイトレデビュー!世界経済からトレード結果まで、役立つ情報が満載です。
04月12日 18時13分
実需の買い(下がったら買いたい中長期の投資家)より、売り(東電が1円になると考える投資家)の方が多いように思えるからです。政府が国有化を発表するのかしないのか、上場廃止するのかしないのか、その辺りがはっきりするまで東電はしばらく東証1部売買高ランキング1位で居続けることでしょう。今の東電を触る玄人同士の値動きはまだまだ続きそうです。
今回の東電に限らず、短期の売りポジションを取っている人は「売りは青天井」なことをよく知っているため、少し上げたら買い戻しします。気づくのが遅い人は、上がった後に買い戻しします。損をしているので高いと思っている所でも、買い戻さないともっと損が膨らむという強迫観念から買い戻しをします。
その買い戻しのタイミングが、前場後場引け間際や報道が出た直後に重なると、3/6や今日の前場引けの様な急騰から真空状態(板がスカスカで買い対売りの比率が瞬間的に10:0に近づく状態)が発生すると考えています。だから引け間際は見逃してはいけないのです。
サッカーのゴールの4割弱がセットプレーで決まると言われていますが、これを株の値動きに置き換えると、前場後場寄り直後、前場後場引け間際、 あとは前日と当日の窓、この3つで8割位で値幅を形成しているのではないでしょうか。思わぬ急騰急落を食らわずに、ピンチをチャンスに変えるためには、この3つの変動ポイントを忘れずに頭に入れておきたいものです。
まあ今自分のコラムを読んでくれている方は玄人ばかりだと思うので、今更何言ってるんだ三空はと思うでしょうが、最近名古屋のカブトモオフに顔を出した所、参加者の大半が地震前と地震後でガラッと変わっていたので、初歩的な事を書いてみました。
今日の株+76万
ちなみに東電の売りは CMC MarketsのCFD で売っています。