とれまがファイナンス - 前場概況（主力株）/15日前場の日経平均は前日比108.07円安の8865.77円 - カブ知恵速報

15日前場の日経平均は前日比108.07円安の8865.77円、高値は8930.78円、安値は8843.94円。東証一部の出来高は９億8372万株、売買代金は5334億円、売買単価は597.6円、時価総額は257兆4524億円。値上がり銘柄数は153銘柄、値下がり銘柄数は1452銘柄、変わらずは56銘柄。日経平均は大幅に４日続落。

14日のＮＹダウは続落し、前週末比125.25ドル安の12695.35ドルで取引を終えた。恐怖指数（ＶＩＸ指数）は同1.98（9.95％）高の21.87だった。ギリシャで、連立政権樹立の見通しが立たない状況が続き、ギリシャのユーロ圏離脱懸念が強まった。また、中国人民銀行（中央銀行）が12日、商業銀行の預金準備率を0.5％ポイント引き下げると発表したことをきっかけに、中国経済が予想以上に減速するのではないかとの見方も強まった。

ＮＹ円相場は上昇し、前週末比５銭円高・ドル安の１ドル＝79円80～90銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸し、前週末比85銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝102円35～45銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は続落した。ＷＴＩ期近の６月物は前週末比1.35ドル安の１バレル94.78ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は続落した。６月物は前週末比23.0ドル安の１トロイオンス1561.0ドルで取引を終えた。

ムーディーズは14日、ウニクレディトなどイタリアの金融機関26社の長期債務格付けを引き下げた。「アウトルック」については「ネガティブ」を継続した。

米株が軟調で、円高が対ドルでも、対ユーロでも継続している。このため、前場の日経平均も軟調に推移した。外部環境悪化を背景に、ほぼ全面安商状だった。引き続き、追証絡みと観測される投売りが散見されていた。

東証33業種では、医薬品、情報・通信の２業種が値上がりした。一方、海運、パルプ・紙、鉱業、証券、商品先物、機械、ガラス・土石、不動産、金属製品、輸送用機器、鉄鋼、保険などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはダイフク（6383）、２位はニチハ（7943）、３位はワイエイシイ（6298）。一方、値下がり率トップはトウペ（4614）、２位ははるやま商事（7416）、３位はティアック（6803）。